マーケティング事業を展開するピアラは、「ドラッグストアの接客」に関する意識調査を行った。同調査の結果は、次のとおり。
コロナ禍でドラッグストアの利用頻度が増加した人は44.1%
「Q1.新型コロナ流行以降、ドラッグストアの利用頻度は増えたか?」(n=111)と質問したところ、「非常に増えた」が13.5%、「少し増えた」が30.6%という回答となった。
約6割が医療品や健康食品を購入する際に「困った経験がある」
「Q2.ドラッグストアで『医療品や健康食品』を購入する際、自分の症状/目的に合う商品の選び方などについて、悩んだ(困った)経験はあるか?」(n=111)と質問したところ、「非常にある」が9.1%、「少しある」が48.6%という結果に。
ドラッグストアでの困りごと 「自分の症状に合った薬がどれかわからない」76.6%で圧倒的多数
Q2で「非常にある」「少しある」と回答した人に、「Q3.具体的にどのような点について悩んだか?(複数回答)」(n=64)と質問したところ、「自分の症状に合った薬がどれかわからない」が76.6%、「自分の目的に合った健康食品がどれかわからない」が28.1%、「副作用やアレルギーへの影響がわからない」が25.0%になった。
そのほかの困りごと 「種類が多すぎて違いがわからない」の声多数
「Q4.Q2で回答したもの以外で、ドラッグストアで『薬』を購入する際に困ったことは?(自由回答)」(n=64)と質問したところ、「同じ症状の薬がいっぱいあるので、どれを選んでいいのかわからない」や「薬剤師が昼間の時間しかいなく薬について聞きたくても聞けない」など50の回答を得ることができた。
約3割が「忙しそう」「スタッフが少ない」の理由で店舗スタッフへの相談を断念
「Q5.ドラッグストア利用時、症状について相談したいことや商品に関する専門的な知識についてたずねたいときなど、店舗スタッフに声を掛けるか?(もっとも当てはまるもの)」(n=111)と質問したところ、「声を掛けたいが、店員が忙しそうで断念する」が12.7%、「声を掛けたいが、店員の数が少なく断念する」が17.1%だった。
64.9%が「薬剤師や管理栄養士から直接、カウンセリングや商品の説明を受けたい」と回答
「Q6.ドラッグストアを利用する際、薬剤師や管理栄養士から直接、カウンセリングや商品の説明を受けたいと思うか?」(n=111)と質問したところ、「非常に思う」が15.4%、「少し思う」が49.5%という回答となった。
店外に待機した薬剤師や管理栄養士に直接相談できるリモート接客サービス 約5割が利用したいと回答
「Q7.医薬品やサプリメントなどの健康食品の売場に設置されたタブレットやディスプレイを介して、店外に待機した薬剤師や管理栄養士から直接、カウンセリングや商品の説明を受けられるリモート接客サービス『リモートせっきゃくん』を利用したいと思うか?」(n=111)と質問したところ、「非常に思う」が10.9%、「少し思う」が38.7%となった。
リモート接客について「症状について気軽に相談することができる」や「購入前に商品の詳細について聞くことができる」の声
Q7で「非常に思う」「少し思う」と回答した人に、「Q8.その理由は?(複数回答)」(n=55)と質問したところ、「症状について気軽に相談することができる」が63.6%、「購入前に商品の詳細について聞くことができる」が58.2%、「好きなタイミングで利用することができる」が54.5%となった。
ほかにも「専門家の意見は安心できる」や「便利そう」などリモート接客に期待の声多数
Q7で「非常に思う」「少し思う」と回答した人に、「Q9.Q8で回答したもの以外の理由はあるか?(自由回答)」(n=55)と質問したところ、「専門家の意見は安心できるから」や「便利そうで期待できる」など34の回答を得ることができた。
調査概要
- 調査概要:「ドラッグストアの接客」に関する意識調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2021年3月19日~2021年3月20日
- 有効回答:東京都在住で「医薬品や健康食品などを購入する目的で、月に1回以上ドラッグストアを利用する」と回答した23歳〜69歳の男女111名