ジャストシステムは、同社が毎月実施している『Eコマース&アプリコマース月次定点調査』の2017年4月から12月までの調査データをまとめて分析し直し、『Eコマース&アプリコマース月次定点調査 2017年総集編』として発表した。
主な内容は、以下の通り。
2017年の年間&トレンドトピックス
- EC利用時のデバイスは、40代女性も「スマートフォン」にシフト
- 「Instagram」「Twitter」利用者の4割超が、SNS上に「商品購入ボタン」があったら使いたい
- 最も商品購入につながる通知方法は「メルマガ」。SNSでは「Instagram」
- 三大ショッピングモールのアプリ利用率が拡大。Amazonは10ポイント以上伸長
- プレミアム会員率が最も高いのは「Amazon」。次いで「Yahoo!ショッピング」
- 約6割が好印象を受ける梱包は、「商品に見合う大きさの箱や袋での配送」
- CtoCサービスは「フリル」に勢い。認知度が51.0%から63.2%に向上
- EC購入時に最も後押しになるのは「クチコミ」。ライブコマースの認知度は約3割
- 年末セールの認知度、購入率ともに最も高かったのは、「楽天スーパーSALE」
- スマートスピーカーに興味を持つ人の過半数が、「EC購入用デバイスとして広く普及する」
EC購入時に「スマートフォン」を利用する人の割合が多かった世代は、2017年4月度調査時は10代と20代、30代であったが、10月度調査以降は、40代女性も「スマートフォン」を利用する人の割合が最も多いという結果になった。
またECのプロモーション活動では、「メルマガ」が依然として割合が多い施策ではあるが、「アプリのプッシュ通知」や「SNS」がきっかけで商品やサービスを購入する人も増加している。
ライブコマースなどの新たな販売方法や決済方法が続々と登場しているが、参考にする情報のなかで購入の後押しになるのは「商品を購入したユーザーからのクチコミ」と答える人が最も多かった。
【調査の実施概要】
調査名:『Eコマース&アプリコマース月次定点調査』
調査期間: 2017年4月~2017月12月の間、毎月1回実施
調査対象:Fastaskのモニタのうち、15歳から19歳の男女50名ずつ、加えて20歳から69歳までを10歳ごとに、男女100名ずつ割り付けて回収(合計1,100名)。