WACULは、同社が提供するWebサイト分析の人工知能「AIアナリスト」を利用する企業が、デジタルマーケティングにおいてPC・スマホどちらのサイトに注力しているかを業界ごとに調査し、結果を一部発表した。
AIアナリストは、Webサイトの大量のデータを人工知能が分析、課題発見、課題ごとの改善方針提案まで全て自動で行うサービス。
本調査では、AIアナリストで登録されているWebサイトを、BtoB/金融/情報エンタメ/人材/教育/レジャー/生活サービス/ECの8業界に大きく分類。AIアナリストの改善提案を、PC用サイト、スマホ用サイトのどちらで実施しているのか、Webサイト数の割合を集計した。なお、調査期間は2016年10月から2017年1月まで。
BtoB業界は「PCに注力」が82%
PCとスマホの割合に大きな差が出たのは、BtoBと人材業界。BtoB向けのサービスや商材を提供する企業においては、「PCに注力」が82%、「PC・スマホの両方に注力」が14%、「スマホに注力」が4%となり、スマホからのインターネット利用が進む中でも、ビジネス利用に関しては依然としてPCの重要度が高い状況が見受けられた。
人材業界はスマホシフトが進む
人材関連企業は高い割合でスマホに注力しており、「PCに注力」が13%、「PC・スマホの両方に注力」が23%、「スマホに注力」が64%という結果となった。昨今、求人検索から面接まで全てがスマホで完了するサービスも登場するなど、人材関連企業のスマホシフト化が進んでいることが推察できる。
ECサイトはPC・スマホが拮抗
ECサイトに関しては、「PCに注力」が33%、「PC・スマホの両方に注力」が22%、「スマホに注力」が45%となり、スマホの割合が多いものの、人材業界などと比較するとPCとスマホへの注力度が拮抗する傾向が見られた。