中部日本放送(以下、CBC)は、記事や動画、SNSなどを有効活用しながら商品の販促支援をおこなうサービスを開始した。「商品のプロモーションが上手くいかない」「商品へのエンゲージメントを高めるのに苦労している」などの課題を抱えている事業者を対象に、「商品に込められた思い」を取材した記事や動画等、放送局ならではのコンテンツを提供し販売促進支援を行うほか、SNSなどの活用もサポートしながら売上アップに貢献することを目的としている。
また、商品への思いについて取材した記事などを読み物として楽しめるECサイト「DigLog(ディグログ)」も立ち上げている。「インターネット上に商品の売り場を広げたい」という製造事業者に、ソリューション(=売り場)を提供するだけでなく、ユーザーが日々記事を楽しめるようなメディア(媒体)としての活用も目指していく。
CBCは、2022年よりCBCテレビなどのグループ会社の全社員を対象とした社内起業提案制度を開始している。今回の事業は、グループ会社社員がアイディアをまとめ上げ、会社に提案したものだという。
ECサイト「DigLog」は、「ココロを揺さぶるモノ、コトを探そう」をコンセプトに、サイト上にアップされた記事や動画コンテンツを日常的に楽しんでもらうことを目的としている。単なるECサイトではなく、インターネット上のメディア(媒体)にEC機能を付加。価格やデザインで商品の購入を促すECサイトとは一線を画したものを目指している。
当面は、東海地方の製造事業者を対象に事業をおこなうが、対象エリアは順次拡大予定。並行してDigLogのメディアとしての価値を高める取り組みをおこない、地域の人々に選ばれるサービスになることを目指すとしている。