D2C支援事業やECプラットフォーム「ecforce」(イーシー・フォース)を提供するSUPER STUDIOは、EC/D2CメーカーのCRM施策を自動化する「ecforce ma」(イーシーフォース・エムエー)の提供を2023年3月15日(水)より開始する。
2023年1月に同社が行ったEC/D2C事業者向けの調査(「消費者・EC/D2C事業者1,000名調査」調査期間:2023年1月25日〜2023年1月29日/調査方法:インターネットリサーチ)では、MAツールを活用できていない理由として「データ分析や効果検証が難しい」と回答した割合が最多に。また、MAツール導入後、実運用開始に時間を要した理由を「専門性の不足」と回答した割合がもっとも多く、次いで「機能の複雑性」「人員不足」と回答。専門性の高い人材の不足や自社のノウハウ不足が顕著であることがわかった。
ecforceでは、昨年の資金調達時に「次世代EC構想」を掲げ、EC/D2Cの現場の課題をシステムによって解決し、EC/D2Cメーカーの担当者が2名の体制でも年商10億円の事業が運営できる効率的なEC基盤づくりを目指しており、ecforce maはこの構想を実現するための皮切りとなるシステムとして開発された。
ecforce maでできること
ecforce maはecforce内にすでにある顧客データを活用するため、特別なデータ連携の設定をすることなく、管理画面の発行後は即日でCRM施策の実行が可能となっている。ecforceに登録されている購入情報を商品の購入回数、誕生日、年齢などの属性、また最終購入日からの経過日数、購入回数、定期契約の有無などで絞り込み、そのセグメントに合わせて設定した頻度でメールやLINEを自動送信できる。日々追加されていく新しい購入者情報も自動で反映されるため、顧客ごとに最適化されたコミュニケーションを漏れなく実施できる。
また、ウェブ接客自動化システム「ecforce chat」で新たに提供を開始した「チャット内購入機能」を組み合わせて活用すると、ECサイトに訪問することなく配信したLINEメッセージ内で商品購入が完結する仕組みを構築できる。
ecforce maを活用したCRM施策により実現できることの例
- 単品購入者への定期コース引き上げ
- 定期コースの顧客のロイヤル化
- 自動応答チャットボットで定期コースの解約抑止
ecforce maは同社が自らのブランド運営で培ったCRM施策のノウハウを基に、効果的なシナリオなどもプリセットで提供。CRMの知識がない状態でも、ecforce ma導入後から最速で売上インパクトの高い施策を実行できるという。
また、ecforceとの連携により、実施したCRM施策の結果をダッシュボードで確認可能。結果は売上ベースで確認できるため効果検証が容易となり、自社にとって最適な施策をスピーディーに実行し、改善へとつなげることができるとのこと。