ZOZOは、2023年8月に稼働開始予定の新たな物流拠点「ZOZOBASEつくば3」において、設備投資による業務の自動化を推進し、約30%の省人化をめざすと発表。
同拠点において、将来的な労働人口の減少傾向などに向けた取り組みとして、現在は人の手で実施している出荷時の商品仕分け業務などに、国内初となる最新機器などの設備投資を積極的に行い、自動化を推進する。
「ZOZOBASEつくば3」へ導入予定機器の一例として、豊田自動織機 トヨタL&Fカンパニーの「Pocket Sorter」がある。ピッキングした商品を注文ごとに自動で仕分けをするシステムで、アパレル全般商品を取り扱うZOZOBASEの物流オペレーションにフィットし、多数のポケットを搭載することでより多くの注文に対応することが可能との考えから。国内では初導入となる。
アイテムごとに形状が異なり、かつ小ロットで多品種、という商品の特性があるZOZOの物流拠点では自動化は難しいとされていたが、本取り組みにより「ZOZOBASEつくば3」では既存拠点と比較して約30%の省人化を見込む。
「ZOZOBASEつくば3」は、今後の商品取扱高の成長を見据えて開設予定の5拠点目となるZOZOBASEで、延床面積や商品保管数などの設備能力はZOZO内で最大規模となる。電力は、2022年1月から導入しているZOZOBASE習志野およびZOZOBASEつくばと同様に、再生可能エネルギーを100%導入する予定。