KADOKAWAの運営するウェブサイト「レタスクラブ(ウェブ)」では、2021年11月に、ユーザーに対して「大掃除」についてのアンケートを実施した。同調査結果の詳細は、次のとおり。
大掃除、「年末に限らず時期を分散する」6割
年末に「まとめて大掃除をする」家庭が約4分の1程度であるのに対し、「年末に限らず時期を分散する」と回答した人は6割程度に。効率的に大掃除を進める各家庭の工夫が見られた。
時期を分散している人からのコメント
- 換気扇は夏場に洗っています。外で水を使っても気持ちいいし汚れも落ちやすいので。
- 11月ごろから毎週末に少しずつやります。
- お盆やGWの連休に掃除をします。
- 秋の季節、水を使うのが冷たくない時期に窓掃除、ガスコンロなど。
- 週末 燃えるゴミの前日などに。
大掃除は妻が携わる過程が9割以上 家族でうまく分担するための工夫も
次に、家庭内で大掃除を誰が担っているのかをたずねた。(複数回答)
- 妻…310票(92.0%)
- 夫…222票(65.9%)
- 子ども…106票(31.5%)
- その他…17票(5.0%)
ほとんどの家庭で妻が大掃除に携わっていることがわかる。夫は65%程度が大掃除をしているようだが、約35%の夫は参加していないことも判明した。
うまく家族で分担するコツとして寄せられたコメント
- 家族を巻き込む時は前日、当日朝に声をかける!
- ご褒美のお小遣いやお菓子などで釣る
- 少しワクワクするイベントのようにする。終わった後は家族でご馳走を食べる会をすると決めてモチベーションを上げる。
- 紙にやりたい所を書いて貼っておくと、みんなが手伝ってくれます。
重点的に掃除したい箇所1位は「換気扇」
次のグラフでは、「大掃除で取り組みたい箇所」と「もっとも重点的に大掃除をしたい箇所」の回答結果を重ね合わせた。
上位から順に、1年で溜まった油汚れがギトギトの「換気扇」、そして砂埃や手垢のついた「窓ガラス・サッシ」、年越し前に片付けてしまいたい「不用品の廃棄」、水垢やカビをもう見てみぬふりできない「お風呂」を、ユーザーたちは重点的に取り組んでいきたいと思っていることがわかった。ほかの箇所もそれぞれ満遍なく取り組んでいこうという傾向が見受けられる。
手間ひまかけずに効率的に進めたい大掃除は安定の効果が得られる掃除グッズが人気
また、使うツールを毎年同じものにするかどうかについては、次のような回答が得られた。
Q.大掃除に使うツール(洗剤・スポンジ・ブラシなど)は、どのようなものを使うか?(n=353)
- 毎年同じような商品…245票(69.4%)
- その年によって変えている…37票(10.5%)
- どれがいいのかわからないのでおすすめしてほしい…54票(15.3%)
- その他…1票(0.3%)
毎年同じ商品に頼ると回答した人が約7割にのぼる。なるべく早く、なるべく手間をかけずに進めたい大掃除では、安定の効果が得られる商品が人気だと推測される。
半数弱が大掃除の外注に興味関心 しかし半数以上が高額なイメージで依頼を躊躇
最後に、「大掃除の外注」についてユーザーたちの経験や意識について次のようにまとめた。
Q.大掃除の外注経験・意向について(n=337)
- したことがある…24票(7.1%)
- したことはないが、してみたい…149票(44.2%)
- しないと思う…162票(48.1%)
- その他…2票(0.6%)
実際に大掃除を外注した経験のあるユーザーは1割に満たないという結果に。しかし半数弱が「したことはないが、してみたい」に票を入れていることから、興味関心は高いといえる。
大掃除の外注経験のないユーザーたちに、その理由をたずねたところ、半数以上が「高そうなイメージ」を理由として挙げた。次いで「他人を家に入れたくない」はコロナ禍で衛生意識が高くなったことも影響しているのだと考えられる。
調査概要
- 調査期間:2021年11月10日~2021年11月14日
- 調査方法:インターネット調査(レタスクラブアンケート部にメルマガを送付)
- 対象者:レタスクラブアンケート部所属の子育て中の主婦(既婚・23歳~49歳)
- 有効回答数=337名