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2024年8月27日(火)10:00~19:15

「ハンドメイドの卸値について」のQ&A

ハンドメイドの卸値について

Name:たわわ Date:2011年01月05日 22:34

あけましておめでとうございます。たわわです。
また、ご相談したい事があり、投稿させていただきました。

昨年より開店準備中なのですが、仕入れたい商品の入荷待ちが長引き、お取引先を見つけようにも4社ほどアタックしたのですが、全てお返事を頂けなく、現実の厳しさを感じます。現在1社の業者さんとお取引させて頂けているのですが、なかなか希望の商品が入荷できずにいますが、フラワーコーディネイトの経験がある友人にフラワーリースを制作して頂ける事になりました。何度か作品を見た事もあったので、お願いしました。

友人からは、「希望の値段で制作できるよ。」と言ってもらえたのですが、この場合、どのような順序で契約したらよいのでしょうか?
今の段階では、私がこのような大きさで、このような色彩で...とイメージしやすくなるように写真などを準備しているところです。交渉の仕方などご指導頂けないでしょうか?
友人でありますが、きちんと仕事として行いたいのです。
できれば、委託で引き受けたいのですが、友人にリスクをもたせてしまうのにも申し訳ないので、はじめは3点ほど制作をお願いして、買取で私のネットショップで販売したいと思っています。委託のときと、買取の場合の卸値のつけ方など参考がありましたらご指導下さい。

友人ですが、仕事としての腕を見込んで取引したいので、その際の(商品を何点、いくらで買い取りますよ的な)約束事を書面に残したいのですが、文具店で売られている伝票などで代用してもよいのでしょうか?商談が成立した場合行っておく事などありましたら、教えてくれませんか?

新年早々、申し訳ありませんが、よろしくご指導お願いします。


お返事ありがとうございます。

友人との取り決めを進めていく道が開けました。
ますます、楽しみになりました!

感動を分かち合えるよう、挑戦し勉強していきます。
相談ができて本当に嬉しく思います。
ありがとうございます。

Name:たわわ  Date:2011年01月08日 00:04

著者の田中です。[たわわ] さん、がんばっていらっしゃいますね。仕入れ先で苦労されているようですが、実績がない新規ネットショップの場合、しかたがないことかもしれません。気にせず当たって砕けろです。いろいろと当たっていけば必ず道は開けると思います。行動あるのみです。仕入れ先との交渉で何か失うわけではないのですから・・・。冷たい業者ばかりではないはずです。「今に見ていろ」精神でがんばってください。

さて、友人との契約とのことですが、その友人との関係がどの程度かわからないので、まずは一般的な業務契約ということでご説明いたします。トラブルにならないためには、契約内容として、業務内容、発注方法、納期、委託の利率(卸値)、買取の利率(卸値)、支払い方法、免責事項、契約期間、契約解除、損害賠償などを書面にて記載します。契約書という形でも覚書という形でも構いません。(効力は同じです)一番簡単な方法は、上記に挙げた項目を全て記載する必要はなく、最低限の項目だけ記載して、「協議事項」として、「本契約に定めなき事項又は疑義ある事項については、甲乙誠実に協議して決定する。」とします。この甲と乙は、契約書の文頭で[たわわ] さんと友人を設定します。「契約書」「テンプレート」で検索すると、参考になるサイトがヒットしますので、「製造委託契約書」「業務委託契約書」あたりを参考にしてみてください。文章の書き方がわかると思います。

また、買取か委託かということですが、例えば陶器などの場合、買取で商品価格の5〜6割、委託で商品価格の7〜8割というのが卸値のようです。これは、商品の種類によって異なりますが、作っていただく友人がその価格で利益がでること、[たわわ] さんがその価格で利益がきちんと出ることが大切ですので、商品価格も含めて友人と話しあってください。この辺は、ビジネスとして成り立っていないと長続きはしませんので。

商品の受け渡しは、発注伝票、納品伝票が必要です。文具店にある一般的なもので構いません。これは、「この商品を発注しました」「商品を納品しました」という証拠を残す意味になり、それをもとに請求書を発行することになります。発注書はメールやファックスで行う場合も多いです。口頭では、言った言わないの確認ができないので、必ず後に残るものにしてください。

友人にリスクを負わせたくないとのことですが、だとしたら買取しかありません。「3点ほどは製作をお願いして」とありますが、このような場合理想的なのは、
1)当初販売するリースの種類を全て製作してもらい買い取る。
2)それをサンプルとしてネットに掲載する。
3)商品が売れたら受注発注で製作をお願いする。
という流れではないでしょか。

当初、掲載するリースの種類は友人と決められたらよいと思います。サンプルとして扱うので、受注発注の製作金額よりも少し利率を下げてもらうとよいと思います。

であれば、当初の買取リースのことは契約書に記載しないで、受注発注になってからの仕入値(利率)、発注方法、納期、支払い方法等が記載されていればよいと思います。契約期間は1年でその後は自動更新としておきます。契約書(または覚書)は2通同じものを作成して、2通同じものが存在する証明に2通間で割印をします。複数ページになってしまう場合には、ホッチキスなどで留めて同一の書類であることの証明のためにページ間に割印をします。

友人としても仕事のパートナーとしても、良い関係が続いてお互いが刺激し合い高められるとよいですね。がんばってください。参考になれば幸いです。

Name:田中 正志  Date:2011年01月07日 00:04

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