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ECzine Day 2021 December

2021年12月7日(火)10:00~16:00

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トレンドから見る中国ECビジネス事情

中国の物流進化を総ざらい 数字とともにEC需要の変化と国をあげて取り組む理由を探る

 アジアの国の中でも、めざましい成長を見せている中国。EC大国でもある同国にビジネスチャンスを見出す皆さんに向け、最新の中国EC事情やトレンドをお伝えします。第3回は、「中国の物流と進化」についてです。 ※当記事は、「バイドゥ ECマガジン」に掲載されている記事を転載したものです。

中国のインフラ整備 すでに日本を凌駕した面も

 経済活動にとって物流は欠かせません。そしてEC事業を営むならば、品物を購入者に届ける作業を、自社だけで行うのは現実的に不可能でしょう。対中越境ECを手掛けるならば、中国国内の物流がどのような状況なのか、気になるところです。今回は、中国の物流事情を見てみることにしましょう。

 まず、中国における物流(貨物輸送)の規模感についてです。中国国家統計局が2021年2月28日に発表した「中華人民共和国2020年国民経済・社会発展統計公報」によると、2020年通年の貨物輸送量は434億4,000万トン。トンキロベースでは、19兆6,618億トンキロでした。日本の国内貨物輸送量は、2018年で4,100億トンキロ(国土交通省「物流を取り巻く動向と物流施策の現状について」より)ですから、中国の物流の規模は日本の5倍近くに達しています。

 貨物輸送量を示す「トンキロ」とは、貨物の重量と輸送距離を掛け合わせた単位です。つまり、「トンキロ÷トン」の計算式で貨物の平均輸送距離を算出することができます。すると、中国の2020年における貨物の平均輸送距離は423.4キロとなります。日本の場合は2018年実績で計算してみたところ、移動距離は約90キロ弱でした。国土が大きい中国のほうが貨物の平均輸送距離も圧倒的に多い結果となっています。

中国国家統計局「中華人民共和国2020年国民経済・社会発展統計公報」を基にバイドゥが作成

 次に、輸送手段について見てみましょう。2019年における鉄道による輸送量はトンベースで全体の9.2%に相当する43億2,000万トン、道路輸送は73.0%の343.5億トン、水運は15.9%の74億7,000万トン、パイプライン利用は1.9%の9億1,000万トンでした。航空輸送は重量物を運ばない関係で、0.02%の752万2,000トンとなっています。

 中国の場合、大河川を利用した水運が盛んです。ただし現在ではその比率は大幅に縮小しました。内陸水系を利用した輸送には、渇水の影響を受けやすい問題もあります。

中国国家統計局「中華人民共和国2020年国民経済・社会発展統計公報」を基にバイドゥが作成

 鉄道や道路など交通インフラの整備状況を見ると、中国の道路(自動車が通行可能な道路)の総延長は501万2,500キロメートルで、うち14万9,600キロメートルが高速道路です(2019年末時点)。鉄道営業距離総延長は14万6,000キロメートルに達し、うち高速鉄道は3万7,900キロメートルです(2020年末時点)。中国の高速鉄道の総延長は、2015年末に1万9,800キロメートルであったことを踏まえると、建設が実に急速に進んだことがわかります。

 日本の場合には、2019年3月31日時点で道路(高速自動車道路、一般国道、都道府県道、市町村道)の実延長が122万6,489キロメートル、高速自動車道路の総延長は9,021キロメートルでした。鉄道については現在、総延長が約2万7,000キロメートルで、新幹線は約3,300キロメートルです。

 と、数字を列記してみましたが、国の規模が大きく違うため純粋な比較ができません。そこで、人口10万人あたりの道路や鉄道の距離を計算してみました。中国の人口は最新の発表に基づき、14億1,000万人、日本の人口は1億2,600万人としました。

 日本の場合、高速道路を含めた道路全体の人口10万人あたり総延長は、中国の約3倍です。長年にわたる道路建設の努力が反映されたといって良いでしょう。しかし、そのほかの数字では、いずれも中国が日本を上回っています。物流の土台となるインフラにおいて、中国はすでに日本と肩を並べた、あるいは日本を超えた面があると言えます。

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バイドゥ ECマガジン(バイトゥ イーシーマガジン)

バイドゥ株式会社が運営するオウンドメディア「バイドゥ ECマガジン」です。中国向け越境ECに関する情報を日本の読者に向けて発信しております。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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