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D2Cなら広告からのCVR50%も夢ではない Shopify店舗の集客をハックルベリー安藤さんと語る

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 2020年5月、ハックルベリーとフラクタは、共同開発を進めるShopifyアプリのブランド「App Archa(アップ アルカ)」を開始した。日本の店舗や制作会社が使いやすい、日本発のアプリブランドを目指している。Shopifyを中心に日本のECを取り巻く現状について、ハックルベリー CEO 安藤祐輔さん、フラクタ代表 河野貴伸さんに対談してもらった。

Shopifyアプリビジネス成功の秘訣は「店舗に寄り添えるか」

河野(フラクタ) 安藤さんは2017年にハックルベリーを設立、2020年から僕たちフラクタと、日本発のShopifyアプリブランド「App Archa」を一緒に運営していただいています。そもそも、Shopifyを知ったきっかけは?

安藤(ハックルベリー) ウェブ接客サービス「Flipdesk」を運営するSocketの代表を退いた後、しばらくアメリカに住んでいたのですが、ある人から、Shopifyのエンタープライズ版である「Shopify Plus」について調べてほしいという依頼があったのがきっかけです。最初はおもしろいなと思ったけれど、ビジネスの第一線からは離れていたので、「インターフェースもわかりやすいし、ネットショップが作りやすそうだな」という感想を持った程度でした。ビジネスの視点で考え始めたのは、2019年11月あたりですね。ECをよく知っている人から「Shopifyアプリビジネス、儲からなくないですか?」と聞かれることもあるのですが、それはビジネスモデルの設計次第だと思います。Shopifyアプリを、FlipdeskのようなSaaSサービスにしたらいけるんじゃないかなと思いました。

株式会社ハックルベリー CEO 安藤祐輔さん

河野 Shopifyエバンジェリストの立場からすると、Flipdeskを作った安藤さんがShopifyに興味を持ち、ビジネスとして取り組んでくださるのはすごくありがたいです。アプリビジネスが儲からないんじゃないかという話は、日本にShopifyが来た頃からありました。僕もそんなことはないと思っています。

 App Archaでは、2020年5月に「送料無料バー」と「在庫アラート」、8月には「アフィリエイト連携(Affiliate Integrate)」をリリースしました。「アフィリエイト連携」は、売上連動型の支払い形式になりますが、安藤さん個人のnoteで広告用語がわかりにくいからと解説記事を出されていましたよね。ECのサービスは、いわゆるマーケターではない人にいかに使ってもらえるかがすごく大事だと思っています。なぜ安藤さんは、そんなにもEC運営側の気持ちに寄り添えるのですか?

安藤 Flipdeskを作る以前に、EC運営側にいたことがあります。ECやシステムと言うとカッコ良さそうですが、実態は小売を自宅からやっているだけ。雑な言いかたをすれば「モノが売れれば良い」んですよね。お客様に知ってもらい、きちんと届けて、クレームが出てしまったら丁寧に対応するのがEC運営だと思っています。知ってもらうのにリアル店舗であればビラをまきに行きますが、それをネットでやる方法を知らない人は多いはず。noteはそんな思いで書きました。

株式会社フラクタ 代表取締役 河野貴伸さん

河野 ECの真髄は泥臭いことの積み上げだと思うのですが、なぜかスマートに見られがちなんですよね。場所はオンラインにあるけれども、町の商店を再現したのがECと言って良いのに。安藤さんの「EC運営者のために何かする」という姿勢はFlipdeskの頃から感じていましたが、ベースにあるのはEC運営の経験だったんですね。

安藤 Flipdeskは、接客でCVRを上げるサービスを目指しました。でも、そもそもサイトに人が来ないといくら改善してもそれほど効果が出ないなと。人を呼び込む=集客はECのキモですから、集客にかかわりたいという思いを持っていました。Shopifyをビジネス視点で調べ始めた頃、集客に関するアプリがまだ充実していなかったため、ビジネスとして行けるのではと思いました。

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