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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

アパレルECの今を語る

24ヵ月連続クラウドファンディングに挑戦中!オールユアーズがユーザー起点の製品づくりを始めた原点


ネットが破壊したファッション業界の構造 
これからはみんながコンテンツを見て「良い」と思うものを 

川添(V) 木村さんはおよそ12年、ファッションの世界に身を置いていらっしゃいます。私もこの5年間はアドバイザーとして片足をつっこんでいますが、累計すると同じくらいの期間になるかと思います。国内ではSPAの本格化、ECの登場、ファストファッションの参入、SNSの登場など色々な変化がありましたが、いまのファッション業界についてはどのように考えていますか?

木村(A) いままで情報ギャップで販売していたファッション業界の構造が崩れてきているように感じます。低価格の商品からハイブランドの商品までのピラミッドがあるとすると、今までは感覚として3~5年ぐらいのギャップがありました。3~5年かけてマスマーケットに落ちていくという構造を、インターネットが破壊したんです。

川添(V) ヨーロッパでは、次シーズンのコレクションを発表しているのに、ZARAやH&Mはそれらの情報をいちはやくキャッチして、すぐに商品化してしまいますもんね。下手したらそうして作られた洋服が、約2週間後に店頭に並んでしまう。一般ユーザーもネットでのライブ中継や、速報でコレクションのルックを見ることができる。おっしゃる通り、タイムラグが極端にゼロに近づきました。

木村(A) とにかくクイックレスポンスで、在庫を高回転させるようなビジネスモデルを作ったのが、ZARAとH&Mだと思っています。情報ギャップを埋めた、とも言い換えることができる。

そんな企業が登場したことを考えると、今までのように情報ギャップで商売するのは意味がないし、同じようなやり方をしていたらやっていたら無理だなと。であれば、みんながコンテンツを見て「良い」と言うものを作りだしていくべきなんじゃないかと考えたときに、ほぼ日(ほぼ日刊イトイ新聞)ってすごいなと改めて思ったんです。

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洋服が全然欲しくなかったときに、僕がほぼ日でTシャツを買った理由

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この記事の著者

コマースプロデューサー 川添 隆(カワゾエ タカシ)

組織で動く企業の中で、組織・チーム・ユーザーのバランスをとりながら”組織Eコマース&デジタル推進”を泥臭く改革進める人。2社の企業再生経験があり、独自の方法論と実践を通じてEコマース事業において、1社では売上を10倍以上に、5社では2倍以上に増加させてきた。2017年より代表を務めるエバンで小売企業...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

ECzine編集部 中村 直香(ナカムラナオカ)

ECに関する情報を、正確にお届けできればと思います。よろしくお願いいたします。

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