動画の活用やクリエイティブ制作のヒントにも
EC事業者がInstagramを使いこなす未来へ
visumoは2017年9月のリリースであり、パーツクラブ・オンラインは初期段階からのユーザー企業である。導入から半年を経てシステムもバージョンアップされたが、当初は苦労したこともあったと言う。
「ECサイトのリニューアルの際、サイトを作ったら終わりではなく、運用や営業などの面まで一緒に考えてくださる、パートナーになってくださるベンダーさんを探していました。ecbeingさんには、visumo以外のサービスもいくつかご提案いただき、これは弊社にあっている、魅力的だと感じましたので、一緒に作っていく気持ちで導入を決めました。visumoに関しては、さまざまな要望を言わせていただいて、バージョンアップし、使いやすくしていただいています。要望に応えていただくのはもちろんですが、我々だけでは思いもつかないような、新しいことができるようになったらと期待しています」
visumoは、Instagram上に投稿されるコンテンツのうち、静止画だけでなく動画も対象としている。「アクセサリーを360度、さまざまな角度から見せられるという点では、動画も魅力的かもしれない」と阿部さん。ユーザーのソーシャルメディアへの動画投稿、そしてEC事業者の動画活用は今後ますます進んでいくだろう。
さらに、写真や動画などビジュアルコンテンツの分析機能も強化していくとのこと。1つひとつの動画・写真ごとに、クリック数やCVR、売上などの数値を分析できるようにし、ユーザーからの反響が高いコンテンツを可視化。UGCの選択だけでなく、事業者側がクリエイティブを制作する際にもヒントが得られるわけだ。コンテンツを投稿してくれるユーザーの影響度合いもわかり、ゆくゆくはブランドのアンバサダーとして依頼することも可能になるだろう。
Instagramの勢いに、ECが追いつかない。そんなEC事業者の悩みは、visumoのようなサービスの登場によって少しずつ改善に向かっている。そして、EC事業者がInstagramを使いこなす未来もそう遠くはないのかもしれない。