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編集部インタビュー

Amazonがフリーペーパー!? カスタマーレビューを活かした子育てサポートマガジン『A.baby』


2013年11月にはじまった、Amazonの子育てサポートマガジン『A.baby』。20ページ程度の紙・電子2パターンで、商品カタログというよりも読み物といったほうが当てはまる、本誌の目的とは? 本プロジェクトの中心メンバー、2児の出産経験を持つ、同社広報部の三品容子さんにお話をうかがった。

子育てサポートマガジン『A.baby』が人気

――『A.baby』立ち上げのきっかけを教えてください。

 「Amazonでは、2012年に開始した『Amazon ファミリー』という、マタニティ~3歳くらいまでのお子さんをお持ちのパパ・ママ向けの会員サービスがあります。最大のメリットは、おむつとおしりふきがいつでも15%割引で買えること。そのほかにも『Amazon ファミリー』の会員だけが利用できる特典やキャンペーンがありますし、年会費3,900円(税込)の『Amazon プライム』もご利用いただけるため、いつでも通常配送料が無料であるだけでなく、迅速な配送サービスのお急ぎ便やお届け日時指定を何度でも無料でご利用いただけます。

 こうしたサービスがある一方で、子育て関連の商品が必要でも、まだAmazonを使ったことがない方もたくさんいらっしゃるだろうと思っていました。また、はじめての出産に臨むママさんは、その時期にどういうモノがあったら便利なのか、全く分からない方も多い。そこで、Amazonならではサポートマガジンを作ろうということでフリーペーパーの形になりました。

A.baby

 A.babyは紙版と電子版があり、紙版は全国50~60%の産院に置いてありますので、待ち時間に手にとってゆっくり見ていただけます。電子版はいつでもスマホやPCにダウンロードしてワンクリックですぐに商品を購入できるのが特徴です。私も経験しましたが、産後の時期はパソコンを開く機会はなかなかないけれど、産院に行く機会はたくさんあります。その待ち時間に見ていただくのにちょうどいいくらいのボリュームにしました。

 紹介した商品が大きな反響があったなど効果も出ているのですが、いちばんの意義は、『A.baby』を手にとってくださった方に、これを読んでよかったな、と思っていただけることです。その先に、Amazonにはこういうモノがある、『Amazon ファミリー』というサービスがある、と気づいていただくこともあると思いますが、まずは掲載している情報や記事が読者の役に立つことです。

 世の中には出産関連の商品や情報が溢れていますが、いかに時間がない中で効率的に必要な情報を収集できるかということを求めている方も多くいらっしゃいます。それに、おむつがあと少ししかないのに1週間雨が続いて……となると、ベビーカー押してお買い物に行けるかなとか、小さいことのように感じるかもしれませんが、乳幼児がいるとそれだけでも悩みます。それに、地域によっては近くにお店もなくて、という方もいらっしゃると思います。そういう方たちにとって、何かしらの助けになるといいなと思っています」

――三品さんが編集長ということですか?

 「というよりも、制作会社の方と関わる社員と一緒に作っているという形ですね。Amazonのバイヤーやサイトマーチャンダイザーは、膨大な数の商品やカスタマーレビューを見ていて、圧倒的な知見を持っているんです。彼らの思いとともに、それをお伝えしていくことも大事だと思っています」

Amazon 三品容子さん

――商品も載っていますが、基準は何ですか?

 「私も含め、『A.baby』にかかわるメンバーが『自分が買っても後悔しない商品』を基準にしています。それから、売れ筋とカスタマーレビューの評価が高いアイテムを中心に選んでいますので、バイヤー個人のオススメというよりは、Amazonのお客様に選ばれているもの、人気があるものになります。

 Amazonの品揃えは現在、1億種以上です。Amazonが目指しているのは、“もっともお客様を大切にする企業であること”と、“地球上でもっとも豊富な品揃えを提供すること”。日々取り扱う商品は増えていますが、一方で、品揃えが豊富になってくると、商品を探すことが難しい場合もあります。

 趣味や興味があるものについては情報を収集しやすいと思いますが、とくにはじめての出産となると、そもそも何を探せばいいのかもわからない。そこで口コミやママコミュニティで情報を得たりするのだと思いますが、『A.baby』もその1つだと思っていただければ」

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この記事の著者

ワダ スミエ(ワダ スミエ)

2013年11月11日〜2023年3月31日までECzine編集部在籍。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/493 2014/04/21 13:51

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