売上0円から脱却するためのLPO対策のコツ
LPO対策と一言でいっても、ランディングページ(着地ページ)を最適化するという、何とも曖昧な用語ですから、手法は多岐にわたります。
- 縦長の1ページ完結型ページを制作し、主にリスティング広告でアクセスを集め高いCVRを狙う
- オーガニック検索による流入が多いページを改善し、直帰率や滞在時間の向上を狙う
- LPOツールを導入し、検索キーワードやエリアによってクリエイティブを差し替える
他にも、
- リスティング広告のリンク先をキーワードに合ったコンテンツを提供するページに切り替える
といった施策もLPO対策に含まれるでしょう。
残念ながら、文字数の関係ですべては解説できませんので、今回は最も関心が高いと思われる、1ページ完結型ランディングページ制作のコツをお渡しします。LP(ランディングページ)はうまくハマれば売上0円からの脱却どころか、リスティング広告のCPOを上げる、最も強力な施策にもなりますから、ぜひトライしてみましょう。
LP制作において最も大事なことは、「誰に」、「何を」提供するか明確にするということです。当コラムの第1回でも書いた、ネットショップのコンセプト作りと同じように聞こえるかもしれませんが、LPは所詮1ページの戦いなのですから、より思い切った勝負をしてみましょう。
STEP1:「誰に」を明確にする
今回も、胡蝶蘭のネットショップを例にLP制作について考えてみます。「誰に」といっても5W2Hの「Who(誰が?)」という単純な話ではありません。「Who」の後に続く4W2Hをイメージできるかが重要です。
When | 明日中 |
---|---|
Where | 東京の会社へ |
Why | 移転祝い |
What | 豪華な胡蝶蘭 |
How | 請求書払いの通販 |
HoW much | 3万円以内 |
Who | 法人 |
ターゲット
⇒明日中に東京の会社へ移転祝いとして3万円以内の豪華な胡蝶蘭を請求書払いで贈りたい法人
このように、「胡蝶蘭を探している人」という大雑把なターゲティングから絞り込むことが、訴求力の高い=CVRの高いLP制作への第一歩となります。商材によっては、年齢や性別、所得(世帯所得)、住居(エリア、賃貸・持家)、家族構成といったセグメントも必要となりますが、まずは5W2Hからはじめてみましょう。