アナリティクスのデータを見て、売れかたを体に染み込ませる
前回は、集客サマリーで「どこから来たユーザーが売上に貢献しているのか」を調べる方法を説明しました。
今回は、
- ランディングページを見て、どのページから見始めたユーザーが売上に貢献するのか
- eコマースのデータを見て、どの商品がいつ売れるのか
を調べて、自社サイトでの売れかたを体に染みこませていきましょう。
染みこませるというとおかしな感じがしますが、アクセス解析をする時に最も重要なのが、これなのです。数字が体に染みついていれば、ちょっとした変化にも気づきやすくなりますし、先の予想もできるようになります。
さらには、在庫担当や発注担当などのリアルの世界の人たちとも会話がしやすくなりますので、ECサイトだけを見ている人にやってほしいことの1つです。
売上への貢献度が低い「入口になるページ」をむやみに変えない
さて、ランディングページは何もしないとセッション数の多い順で表示されます。
この表を見ると「入口となる数が多くても、売上に貢献しないページは意味がない」と思いがちですが、そうではなくて、一度来てくれたのだから自社のECサイトをどこかで覚えてくれていて、買ってくれるかもしれない、と思わないといけないですよね(リマーケティングもできますし)。
人間って不思議なもので、売れているページは気にならなくても売れていないページばかり気になっていじくろうとしてしまうんですが、多くの場合上手くいきません。検索エンジンでの順位が下がったり、中途半端な内容になってしまいますからね。
どこかで一番になっているのならそれを磨くことは良くても、変えることをしてはいけませんし、捨てるようなことをしてはいけませんので注意してください。
Google アナリティクスを使い慣れている人は、こういったページにカスタムディメンションを設定しておいて、その後どうなるかを計測しても良いでしょう。