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ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

12月13日-14日にアーカイブ配信決定!

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

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ECzine Day 2023 Summer

2023年6月14日(水)10:00~16:10(予定)

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。 ※諸般の事情により、2023年春号(vol.24)をもって休刊となります。

季刊ECzine

2022年冬号(vol.23)
特集「Social merges with OMO~垣根なきコマースを実現する発想とテクノロジー~」

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書籍『売れるECサイトのすごい仕掛け』定点観測

“日本ブランド”は幻想 地道な取り組みでヒットを仕掛けよ

 爆買いは沈静化したものの、越境ECやインバウンド観光は、もはや一大市場となっている。日本ブランドはすでに幻想となった今、安定した売上を作るためには、ヒットを生み出す仕掛けが必要だ。※本記事は、書籍『ECzine 売れるECサイトのすごい仕掛け』(翔泳社)に掲載したものです。  

電子版(誌面)はこちらから閲覧できます。

円高、税制変更はあるも
インバウンド観光客との接点は持つべき

 2016年が後半に向かうに連れ、「爆買い」も沈静化し、一般の興味が薄れていった越境ECとインバウンド観光。その市場でビジネスを行う、事業者目線ではどのように変化していたのだろうか。

 「越境ECとインバウンド観光に関する2016年のいちばん大きなトピックスは、円高だと思います。観光庁の調査結果を見ると、中国からの観光客の方の消費額がもっとも多いのですが、金額がダウンしているもののそれは円高の影響で、元ベースではそれほど変わっていない。つまり観光客が、観光で使おうとお財布に入れる金額には、大きな影響はないと見ています」

『国籍・地域別の訪日外国人旅行消費額と構成比(平成28年10-12月期)』
観光庁「訪日外国人消費動向調査」の
「平成28年10月~12月期及び平成28年年間値(※速報値:プレスリリース)」より引用。
上位から、中国(32.8%)、台湾(13.3%)、韓国(11.0%)となっている。

 2016年4月8日には、中国で越境ECに関する税制が変更。通関手続きにおいても、一般貿易と同様の書類提出が義務付けられるなど、引き締め政策かと現場の混乱が見られたが、書類提出についてはいったん、2017年5月まで延期とされ、2016年の年末には再度、2017年の年末まで延期されると発表された。

 「越境ECでの購入についても、細かく見ると物品によっては増税、アパレルなどは減税となっており、大きな方向性としては、今後も越境ECに関しては、中国政府はエンジンブレーキをかけつつも、基本は促進策をとると考えるのが穏当。引き続きウォッチして、複数の情報源からその対応を探るべきかと思われます。

 別の視点で見ると、実はBtoBのビジネスを伸ばすことにも貢献しています。中国の消費者が日本企業から買うものは、中国で作られていますよね。中国の消費者が越境ECで買えば買うほど、中国の経済が刺激されるわけです。

 将来的に、年間5億人の中国人観光客が世界に出ていくと言われています。爆買いブームは過ぎたとはいえ、観光すれば、何らかの消費が生まれます。そこでまず、きちんと接点を作ること。そして一時的に終わらせず、自国に帰ってからも購入し続けてもらう。私はこれを“観光とECのマリアージュ”と名付け、一昨年くらいから訴えています。EC事業者が観光客と接点を持とうとするのはもちろん、観光業の方もECを勉強しようとしています」

この記事は、紙の雑誌『ECzine』に
掲載した限定公開の記事です。
続きは以下の方法でお読みいただけます。

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2016年のダブルイレブンはメーカーが躍進 ポイントはプロモーションと新商品

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ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

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2022年8月30日(火)10:00~16:10

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