スナックミーは、主に店舗販売や卸販売、OEM供給をしている全国のおやつの生産者を対象に、「スナックミーおやつ共創パートナー」の募集を開始した。同社が数年蓄積してきたおやつECのノウハウを提供し、共同開発などを通しておやつの質を上げながら、生産者の新たな収益源を作り出すことを目指すという。
新型コロナウイルス(COVID-19)感染症拡大の影響などで、自社店舗販売や、百貨店や土産店などへの卸販売が主チャネルの生産者は大きく被害を受けた。また、店舗の売上減をカバーするために、オンライン発売を開始される生産者も増えているが、デジタルマーケティングのノウハウがなかったり、ECに最適化されていない商品が主だったりと、すぐには結果を出しにくい状況にあるという。
同社では、4年前のサービス開始当初からポスト投函かつ常温でのおやつ配送を行っており、ECに最適化された商品開発や、ソーシャル運用、デジタルマーケティングなどのノウハウを蓄積。特に、生産者と連携しながら短い期間で新商品を開発し、消費者からのフィードバックをもとに商品をブラッシュアップしていく仕組みを強みとする。これらを活かした全国の生産者との共同開発により、同社の顧客満足度向上につながるだけではなく、生産者の支援にもつなげたい考え。
「スナックミーおやつ共創パートナー」の生産者におけるメリットは次のとおり。
商品開発力の強化
消費者のニーズを直接伝えるだけではなく、評価などの定量データも活用し、共同で商品開発を行うため、生産者の商品開発ノウハウも蓄積される。
販売チャネルの拡大
同社と継続的に取引することで、オンラインチャネルを持つことが可能。
リスクの小さい取引
同社がサブスクリプション(定期購入)の仕組みを活用して、精度の高い需要予測を行うため、生産された商品は全量買取を行う。また、継続的に取引することで安定的な生産を実現する。