料理写真共有アプリ「SnapDish(スナップディッシュ)」を運営するヴァズは、同アプリの利用者から日常的な買い物や食事作りに関する「新しい日常」について調査を実施。その結果を発表した。
半数以上が買い物に行く頻度「減った」、かける時間も「短くなった」半数超え
新型コロナウイルスの影響を受ける前と比べて、買い物の変化について調査したところ、51%が頻度は「減った」と回答。年代別の回答割合を見ると、60代が67%で最多となり、次いで30代(56%)、50代(49%)、40代(48%)の順に多い結果となった。また、買い物にかける時間については、52%が1回当たりの時間が「短くなった」と回答し、その時間幅は「5分~19分程度短縮」が40%と多くなった。
「買い物」に関する“新しい生活様式”、98%がいずれかの項目を実践 消毒実施や商品接触回避など意識
5月4日に専門家会議で提唱された“新しい生活様式”の「買い物」に関する項目のなかで、実践していることについて調査したところ、93%がレジに並ぶ際のソーシャルディスタンス確保、次いで61%が空いている時間の来店、電子決済の利用と回答しました。どれも実践していないという人はわずか2%にとどまり、買い物については、ほとんどの方が意識して行動を変えていることがわかった。
それ以外の行動変化について挙げてもらったところ、26%が自分自身や購入物の「消毒」、15%が「買う物以外触らない」、12%が「マスクの着用」を挙げたほか、「頻度・時間を減らす」「店内で密な場所を避ける」なども挙がった。
また、安心な買い物をするために売場に求めることを聞いたところ、来店客への注意喚起の徹底や消毒の用意などの店内の衛生管理徹底(22%)、入店制限や混雑状況のお知らせなどの店内混雑防止の工夫(21%)、商品に触れずに選べる陳列やサッカー台、通路の混雑緩和などの店内陳列の工夫(18%)、セルフレジ導入拡大(16%)、個包装への対応(10%)と多くの意見が挙がった。2020年7月から始まったレジ袋有料化についても、「このタイミングでの導入はやめてほしい」という戸惑いの声が見られた。
「食事」の“新しい生活様式”「持ち帰りやデリバリーの利用」46%、「外食していない」51%
5月4日に専門家会議で提唱された“新しい生活様式”の「食事」に関する項目のなかで、実践していることについて調査したところ、「デリバリーや持ち帰りの利用」が46%ともっとも多く、家庭での食事に関しては、次いで33%が「回し飲みは避ける」、30%が「大皿は避ける」の順に実施率が高い結果に。「どれも該当しない」が24%にのぼり、不特定多数の人と同じ場所で行う「買い物」と比べると家庭内感染への警戒感は比較的薄いことがうかがえる。
また、外食についても同じ項目を聞いたところ、半数以上が「外食はしていない」という回答となり、「回し飲みは避ける」(18%)、「大皿は避ける」(17%)と続いた。
家庭での食事作り、増えそうなのは「手作り」「冷凍食品・レトルト」 外食は「減りそう」68%
これからの食事作りについて聞いたところ、これまでより「増えそう」の回答率が高かったのは、「家庭でいちから作る食事」(46%)が最多。次いで38%が「飲食店のテイクアウト・デリバリー」、33%が「冷凍食品・レトルト食品を利用した食事」となった。一方、「外食」は68%、「弁当や惣菜」は22%が「減りそう」と回答し、同項目の「増えそう」を上回る結果となった。
また、これからの食事作りで重視するポイント上位では、「美味しさ」に次いで「栄養バランス」「安心・安全」が上位にあがり、近年共働き世帯の増加で注目されていた「時短・手間なし」や主婦の関心事「節約」に次いで、6番目に「免疫力アップ」が並んだ。また「コロナ太り解消(ダイエット)」についても13%の人が重視しているという結果となった。
調査概要
- 調査方法:SnapDish登録ユーザーにメールにてアンケート
- 回答期間:2020年6月14日~2020年6月15日
- 回答者数:423名