中国消費者向け日本商品特化型越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)プラットフォーム」を運営するインアゴーラは、国税庁が取り組む「日本産酒類のブランド化推進事業」にて、応募総数182件の中から24件の連携事業者の1社として選定された。
「日本産酒類のブランド化推進事業」は、日本産酒類のさらなる輸出拡大を目的とし、事業者による海外向けブランド化モデルの構築を国税庁が支援する事業。今回の選定では、実施事業の先進性・独自性および将来性などが評価項目になった。
インアゴーラは、これまでも、日本酒をはじめとした日本産酒類の中国国内への展開を積極的に行ってきており、越境ECアプリ「豌豆公主」での販売に加え、中国国内大手ECプラットフォーム内での日本酒を専門に取り扱う旗艦店「豌豆公主酒水旗艦店」の開設や獺祭や花の舞などの日本酒のブランド旗艦店の運営代行、オフラインでの販売など多岐にわたる取り組みを行ってきた。また、販売チャンネルの拡大のみならず、日本酒の歴史や文化、各地方酒蔵のブランドストーリーをコンテンツとして充実させ、中国の消費者に伝えていく取り組みも行っている。
今後、インアゴーラは同事業と連携し、日本酒を中心とした日本産酒類のほか、酒器などの関連商材も含め、オンラインおよびオフラインを融合し総合的なブランディングマーケティングを行うとのこと。また、今回の新型コロナウイルスの感染拡大により、対面販売に課題が生じている状況において、中国国内のオンライン販売を提案・強化することで、日本ブランドの販路拡大のサポートを行うという。