Blue Prismは、9月19日に「Blue Prism World Tokyo 2019」を開催。同イベント内で行われた記者発表会にて、日本市場向け戦略を発表している。
発表会には、Blue Prismの最高経営責任者(CEO)のアレスター・バスゲート氏、最高技術責任者(CTO)のデイヴ・モス氏、Blue Prism日本法人 社長の長谷太志氏、Blue Prism 最高執行責任者(COO)のエリック・バーニア氏、チーフエバンジェリストのパット・ギアリー氏の計5名が参加。Blue Prismにおける、今後の日本市場への注力に向けた構想についてアレスター・バスゲート氏から、日本市場向けの戦略については長谷氏より説明が行われた。
長谷氏は、日本企業のRPA導入の現状や課題感、Blue Prismの日本市場での成果と今後の展望について紹介。日本企業のRPAは、個人作業の自動化を行うところから普及が始まっており、運用・セキュリティ・汎用性の面で課題点がある企業もまだまだ多いこと、近年は業務を行う現場主導ではなく、企業全体の取り組みとしてIT部門も連携したRPA導入が進んでいることを語り、オブジェクト指向のRPAである同社製品の強みをアピールした。
同社は、日本のRPA市場にはまだ伸びしろがあるとし、アジア市場で1番に、グローバルで見てもトップ5に入るスピードでマーケット規模の拡大、投資を加速させるとしている。今後、ユーザーの利便性向上、コミュニティ規模拡大のために、Blue Prismユーザー会の定期開催、オンラインコミュニティの充実、他RPAからの移行メニュー提供などを行い、日本でのさらなる市場拡大・RPA推進を行うと語った。