視聴行動分析サービスを提供するニールセン デジタルは、7月に提供を開始した、「ニールセン デジタルコンテンツ視聴率(Nielsen Digital Content Ratings)」のパネルベースのデータをもとに、PCとスマートフォンの非重複の利用者数を用いてオンラインショッピングサービスとオークション/フリマサービスの利用状況をまとめた。
概要は下記の通り。
- 「Yahoo! オークション」と「メルカリ」はトータルデジタルでほぼ同数の約1,800万人が利用
- 18~24歳女性は、男性よりも「楽天市場」「ZOZOTOWN」「メルカリ」「ラクマ」の利用率が高い
- 「アマゾン」「楽天市場」利用者の70%以上がスマートフォンのみで利用
2018年6月時点のPCとスマートフォンの重複を除いたトータルデジタルでオンラインショッピングサービスの利用者数をみると、18~64歳ではアマゾンが4,079万人(リーチ:56%)で1位となり、次いで、楽天市場がほぼ同数の4,028万人(56%)、3位はYahoo!ショッピングで2,645万人(37%)となっていた。
一方、オークション/フリマサービスでは、Yahoo! オークション(26%)とメルカリ(25%)がほぼ同様のリーチとなった。(図表1)
次に、18~24歳を性別で比較すると、オンラインショッピングサービスでは女性は男性よりも楽天市場やZOZOTOWNの利用率が高く、オークション/フリマサービスではメルカリやラクマの利用率が高くなっていた。(図表2)
PCとスマートフォンの併用状況について、オンラインショッピングサービスで利用者数1位のアマゾンと2位の楽天市場を比較してみると、ともにスマートフォンからの利用が多く、70%以上の人がスマートフォンのみで利用していた。
年代別では若年層ほどスマートフォンのみの割合が高く、ともに80%を超え、性別で比較すると、男性は女性よりもパソコンからの利用が多く、パソコンのみから利用している人も10%以上した。サービス間では大きな違いは見られないものの、どの性別・年代でもアマゾンは楽天市場よりもパソコンからの利用が多くなっていた。(図表3)