スマートバリューとシビラは、IoTや既存サービスとブロックチェーンをつなぐ「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」を共同で開発していくことを発表した。
両社は、2016年11月28日の業務提携契約を発表しており、今回の発表には、より具体的な内容への合意が含まれている。
スマートバリューは、全国の自治体に向けた地域情報クラウドと、祖業の自動車関連事業から発展させたモビリティ向けテレマティクスサービス、M2M/IoTサービス「CiEMS 3G」、モビリティ向けIoTプラットフォーム「クルマツナグプラットフォーム」を提供している。
一方、シビラは、暗号技術と分散型合意形成アルゴリズムにより、情報の改ざん、不正を防止するブロックチェーン技術の開発を行うスタートアップ企業。同社は、「CEATEC JAPAN 2016 NRIハッカソン2016」の「STARTUP AWARD」において、NRI賞を受賞するなど、高い評価を受けている。
両社は今回の2017年2月リリース予定の「ブロックチェーンツナグプラットフォーム」の共同開発を契機として、様々な分野での実証実験やPoC(注1)の展開、実案件の獲得を進めるため、専用プレサイト(WEBサイト)を公開し、パートナーとのアライアンスやオープンイノベーションを促進していく。
(注1)PoC (Proof of Concept 概念実証)…新しい概念や理論、原理などが実現可能であることを示すための簡易な試行。