楽天デリバリー自体は、2004年から開始。宅配ピザや寿司店など、日本全国の7,500以上が参画、10年を経て注文数は確実に増加しているとのこと。
一方で、楽天リサーチが2015年1月に実施した「テイクアウトに関する調査」によれば、夕食での月1回以上の「デリバリー」利用が30%であるのに対し、「テイクアウト」利用は46%で、テイクアウトが上回る結果となった。
このほか、デリバリーまでは行えない規模の飲食店等もあるなど、店舗側のニーズも踏まえ、本日8月20日からまずは東京限定で、「カレーハウスCoCo壱番屋」「ピザーラ」等約600店舗が参加し、「楽天デリバリー テイクアウト」がスタートした。
同サービスは、スマホ専用サイトから利用可能。フリーワード検索、GPS検索、23区検索のいずれかでエリア、店舗、商品の順で選択肢、注文者情報を入力、受取日時を指定する仕組み。注文者情報の入力は、楽天IDによるログインで済ませることも。「手間が省けるほか、電話注文等で発生していた聞き間違い等も防げるのではないか」(楽天・高橋常務執行役員)。
記者会見には、サービス開始時から参加する、「カレーハウスCoCo壱番屋」から宮崎氏、「ピザーラ」から五月女氏も参加。
宮崎氏は、「現状、デリバリーの申し込みの半分がネットから、ネット注文の半分がスマホ経由になっている。対して、テイクアウトはほぼ100%が電話注文による。今回の『楽天デリバリー テイクアウト』により、スマホ経由のテイクアウト注文が増えるのではないか。また、テイクアウトにいらっしゃるお客様に、お待ちいただくスペースがなく、大変申し訳なく思っていた。事前に予約いただくことで、そうした時間が短縮できる。非常に期待している」とコメントした。