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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

ネットでの購入物1位はZ世代「服」、Y世代「日用品・消耗品」 ECデビュー年齢早まる/Qoo10調査

 インターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japanは、全国の、ネットショッピングでの買い物経験がある男女500名を対象に「Z世代とY世代のネットショッピング利用実態調査」を実施した。

 同調査では、ネットショッピングの利用実態について、初めて利用した年齢や利用頻度など、さまざまな角度から質問を行った。15歳~25歳を「Z世代」、26歳~40歳を「Y世代」と定義し、世代間の傾向の差なども調査している。

調査結果

“ECデビュー年齢”Z世代は平均16.47歳、Y世代は平均20.36歳 早まっている傾向あり

 商品決定および代金の負担を自身で行い、ネットショッピングで初めて商品を購入した “ECデビュー年齢”(注文は保護者が代理で行った場合も含む。商品決定や代金の負担を保護者が行った場合は除く)を調査したところ、Z世代は平均16.47歳、Y世代は平均20.36歳。約4歳の差が見られ、Z世代のほうがより早くからネットショッピングに親しんでいると考えられる。

 ネットショッピングで初めて購入した物は、全体の1位は「服(19.4%)」という結果に。Z世代の2位には、全体では4位だった「好きなアニメ・アイドル・アーティスト等のコンテンツグッズ」いわゆる「推しグッズ」がランクイン。Y世代では全体1位の「服」をおさえて「本・漫画・雑誌(17.6%)」が1位だった。5位以内に、Z世代では「ファッション小物(13.2%)」、Y世代では「食品・お菓子・飲料(12.8%)」、「ゲーム・ゲーム機(10.8%)」がランクインし、世代間で異なる傾向がうかがえた。

 ネットショッピングで初めて商品を購入したとき、Z世代の約3人にひとりは「商品は自分で選び、購入は保護者と一緒に行った(36.4%)」ことも判明。Z世代は、まだECサイトやインターネットの使い方がわからない早い時期から、保護者を介してネットショッピングに触れる機会があった「ECネイティブ世代」といえる。

現在ネットショッピングで買う物 Z世代の1位は「服」、Y世代の1位は「日用品・消耗品」 利用頻度はY世代のほうが高い傾向

 続いて、現在のネットショッピングの利用の仕方について調査。ネットショッピングで特によく買われている物は、全体では「服(39.8%)」、「本・漫画・雑誌(37.2%)」、「ファッション小物(30.0%)」となった。世代別で見ると、Y世代では「日用品雑貨・消耗品(41.6%)」が1位だったほか、「食品・お菓子・飲料(38.4%)」もランクインするなど、より生活に密着した買い物が多い傾向がわかる。

 一方Z世代は「好きなアニメ・アイドル・アーティスト等のコンテンツグッズ(28.4%)」、「ファッション小物(27.2%)」、「スマートフォン・周辺機器(24.8%)」といった、趣味・娯楽関連の買い物が上位に入った。

 現在のネットショッピングの利用頻度は、月に1回以上利用している人の割合がZ世代は53.6%、Y世代は62.4%で、Y世代のほうが頻度高く利用している傾向。ネットショッピングで購入している物ランキングにおいて、趣味関連が上位に入ったZ世代に対し、Y世代は消耗品、食べ物など、日常的に消費する物を買っている人が多いことから、利用頻度も高くなっていると推察される。

セール情報のキャッチはサイト・アプリ内のお知らせのほか、Z世代はY世代よりもSNSを活用 Y世代は「ニュースサイト」「公式メルマガ」もチェック

 ネットショッピングサイトやアプリのセール情報をどこから得ているか聞いたところ、両世代でもっとも多いのは「サイト・アプリ内のお知らせ(Z世代:36.8%/Y世代:47.2%)という結果に。世代間で比較すると「公式X(旧Twitter)アカウント」「公式LINEアカウント」「公式Instagramアカウント」「その他の公式SNS」といったSNSは、Y世代よりもZ世代のほうが活用している人が多いことが判明した。

 一方で「Webニュース・まとめサイト」「公式メールマガジン」は、Z世代よりもY世代の方がチェックしていた。

ライブコマース認知度はZ世代で14.8%、Y世代で16.8% 「リアルタイムで質問できる」がメリット

 ライブコマースについて、「聞いたことがない」もしくは「聞いたことはあるがよく分からない」と回答した人を除いた数値を「ライブコマースの認知度」とすると、Z世代は14.8%、Y世代は16.8%という結果となった。ライブコマースを「知っており、視聴・購入経験がある」と回答した人はZ世代が6.4%、Y世代が5.2%で、Z世代のほうがやや多いことがわかる。

 また、ライブコマースでの商品購入経験者を対象に、ライブコマースのメリットを聞くと、「リアルタイムで質問ができる(Z世代:75.0%/Y世代:92.3%)」が両世代で1位となった。Y世代では「実際の商品のイメージが掴める(69.2%)」「具体的な使い方や着こなし方が知れる(53.8%)」と回答した人も多い結果に。実物を手に取れないというネットショッピングの特徴をカバーできる点に、魅力を感じていることがうかがえる。

 ライブコマースでの商品購入経験がない人に対しては、ライブコマースを視聴・商品を購入したくなる条件をたずねたところ、Z世代は「ライブコマースとはどんなものか分かったら(36.8%)」と回答した人がもっとも多い結果に。

 Z世代はY世代と比べて「配信者は正直にレビューしていると分かったら(16.7%)」「好きなタレントやインフルエンサーが出演していたら(16.7%)」と回答した人が多いことから、誰が出演しているか・レビューに信ぴょう性はあるかを重視する人が一定数いることがうかがえる。Y世代は「お得に買えることが分かったら(33.3%)」と回答した人がもっとも多く、価格的なメリットが行動変化のきっかけになると予想される。

Z世代の約半数、Y世代の約3割が2023年末に「自分へのご褒美」を買う予定 平均予算はZ世代:2万0,103円、Y世代:2万4,641円

 買い物に関連して、2023年末に「自分へのご褒美」を買う予定はあるかもたずねた。その結果、Z世代は47.6%、Y世代は29.2%が「ある」と回答。Z世代は約半数が、自分へのご褒美を買う予定があることがわかった。予算は、Z世代は平均2万0,103円、Y世代は2万4,641円だった。

調査概要
  • 調査期間:2023年10月13日(金)~10月18日(水)
  • 調査対象:全国の、ネットショッピングでの買い物経験がある15歳~25歳男女250名、26歳~40歳男女250名 計500名
  • 調査方法:インターネット調査
  • 調査会社:ネオマーケティング

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