soucoは、物流の2024年問題の対策として中継輸送や拠点の見直しに活用可能な、「拠点最適化エンジン Optis(オプティス)」を提供開始した。
2024年4月1日以降、働き方改革関連法の施行により、トラックドライバーの労働時間が制限され、1日に運べる荷物の量や距離が減少するといわれている。物流の持続可能性を確保するために、限られた輸送リソースを効率的に分配し、2024年問題の対策として中継輸送やDC/TCなどの既存拠点配置の見直しが重要視されている。
soucoは、中継拠点の配置に関する負担を軽減するため、同社にてシェアリング可能な倉庫のなかから最適な中継拠点を自動で算出できる新機能「Optis」を提供開始した。
Optisでできること
実在する倉庫のなかから輸送効率が最適になる拠点を算出
同社は、出発地と到着地、荷物の量を入力するだけで、物流コストを最小限に抑える最適な中継拠点や、DC/TCといった拠点の立地を自動的に算出。表示されるのはすでに存在するシェアリング可能な倉庫のため、新たな土地取得や物流施設の建設コストの心配なく中継輸送を効率的に実現できる。
トータルの輸送費や保管料を確認
輸送距離や物量に応じた倉庫費用と輸送費を加味した総物流費も同時に算出。燃油価格などの値上げにより、高騰した物流コストの見直しにも活用できる。
効率的な物流網の構築が可能
2024年4月1日より長時間労働が規制されることによって、同社の試算では1日で往復できる距離の目安は片道150〜300km程度と考えられる。同機能では、輸送時間の上限を定めて輸送ルートを算出できるため、長距離輸送の改善としても活用可能だという。