東芝テックとyousualは、デジタル化した香り見本とPOSデータの連携により、香りによる消費者の行動変容の分析とソリューション提供に向けた実証実験を開始する。
店頭で柔軟剤や芳香剤などの香り見本を設置している消費財メーカーは、香りをテストする消費者の行動や態度変容の把握、購買行動との因果関係の可視化、消費者の接触、取り扱いによる容器の破損といった課題を有している。
こうした状況を踏まえ、両社は新たな実証実験の開始を決定。店頭での香り見本のデジタル化と、消費者に対し手軽で楽しい香り体験の提供、小売店に対して香り販促物の管理工数削減や消費者行動の定量的な分析を実現するソリューション提供を目指す。
また将来的には、デジタル化された香り見本をサイネージなどの視覚デバイスやカート型セルフレジやスマホ型POSレジと連携し、消費者の店頭における新たな香り体験の創出を推進していくという。
実証実験の内容
消費者行動データ収集
店頭にサイネージ、香料噴射器、タッチパネル、センサーなどを組み合わせて香り見本をデジタル化。足止め効果や利用率などの消費者行動データを収集する。
販促効果分析
収集した消費者行動データとPOSデータを掛け合わせ分析することで、販促効果を検証する。