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人工知能×ECことはじめ

ディープラーニングを知らずして、人工知能を語るべからず 今さら聞けないキホンおさらい

「人工知能」が流行っていますが、ぶっちゃけたところ、ECやマーケティングにどう使えるのでしょうか。テクノロジー×マーケティングに造詣が深い、ゼロスタート・山崎さんに噛み砕いて解説してもらいます。第1回は、ディープラーニングのおさらいです。

注目の「人工知能」、ECに活用できるとおもしろい

 今回から人工知能(AI)とマーケティングについて連載します。よろしくお願いいたします。

 2015年のビッグバズワードは「人工知能」でした。前半ではさほどでもなかったですが、後半はもう、新聞やネットで人工知能というキーワードを見ない日はないくらい、メディアを賑わせていたかと思います。

 キーワードが大流行する、いわゆるバズワード化すると、その本質を見誤りやすくなるのはいつものことです。

 もともと、人工知能がバズワード化した背景は「ディープラーニング」でした。主に画像認識をテーマとした、ディープラーニングのアプローチが話題を集めたのがキッカケだったと思います。GoogleのDeep Dreamというサービスによる気持ち悪い(?)画像を見たことを覚えている人もいるのではないでしょうか。

 あとは、人工知能とは関係ないのですが、ペッパー君が発売され、ロボットがなんとなく人工知能を連想させるような流れもあって、メディア的には人工知能をタイトルに入れて記事を書く、トレンドができたのではないかと思います。

 人工知能が画像認識や機械制御に使われるだけならともかく、ECやマーケティングに活用されるようになると、これはなかなか興味深いというかホットなトピックになります。

現状の人工知能ツールは、「機械学習」の言い換えがほとんど

 実は、2015年6月に「ECとディープラーニング」というタイトルで自社コラムを書きました。この時点では、ECやマーケティングにディープラーニングや人工知能を活用しようという動きはほとんど見られなかったと記憶しています。

 数少ない事例で存在したのが、アパレルのコーディネート提案をするというソリューションと、店舗の来店者を顔認識する(つまり画像認識としての活用)くらいでした。

 ところがしばらくすると、日経新聞などで人工知能というキーワードが多用され始めた頃を境として、次から次へと人工知能によるマーケティングソリューション的なものが見られるようになりました。

 そんなに短期間でみんな一気に人工知能をソリューション化したのか?というとそういうことではなく、要はそれまで「機械学習」と言われていた分野が「人工知能」というキーワードを使うようになったというのが実際のところです。

 つまり、ECとかマーケティングに使われているテクノロジーはあまり変わっていないけれど、使われるキーワードが「機械学習」という地味なものから「人工知能」という注目を集めるものに変わった、ということです。

 まさに、これこそがバズワードですね。

 私の会社では10年前からレコメンドエンジンを提供してきていますので、そういった意味では、うちも横並びで「人工知能マーケティングソリューション」と言ってもいいのですが、バズワードに乗ったマーケティングというのは好きではないのでやっていません。

 パンケーキがブームだからといって、パンケーキをメインに鞍替えするカフェのような感じがするからです。

 この連載ではそうした「キーワードの言い換え」としての人工知能ではなく、以前は活用されていなかったテクノロジーやアプローチが、どう今後マーケティングに活用されていくのかという視点で解説をしていく予定です。

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この記事の著者

ZETA株式会社 代表取締役社長 山崎徳之(ヤマザキ ノリユキ)

プロバイダ及びデータセンターにおいてネットワーク・サーバエンジニアを経て2006年にZETA株式会社を設立、代表取締役に就任(現任)。ECソリューション「ZETA CX」シリーズとしてサイト内検索エンジンやレ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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