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4万店舗、グループサービスに送客し、全セグメントユーザーのCVRを上げる 楽天市場トップページリニューアルの裏側

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2015/10/15 08:00

8月に、4年ぶりとなるPC版のトップページのリニューアルを実施した楽天市場。シンプルグレーを基調にしたデザインが注目を浴びたが、出店する約4万店舗や楽天グループのサービスに送客し、全セグメントのユーザーのCVRを上げるという、過酷なミッションが課されていた。リニューアルプロジェクトを遂行した、河野奈保執行役員、プロジェクトリーダーの西岡大揮さんにお話をうかがった。

楽天市場PC版トップページリニューアルの裏側に迫る!

――約4年ぶりのリニューアルとのことですが、リニューアルに取り組んだ背景を教えてください。

河野 もともと楽天の企業文化として、『日々改善』があります。楽天市場のトップページも、毎日どこかのパーツでA/Bテストをし、PDCAサイクルをぐるぐる回しています。しかし、日々改善を行っていたとしても、時代の流れのスピードと私たちの取り組みとの間に、多少のギャップが出てくることはわかっています。ですから、何年かに一度、大きくリニューアルして、そのギャップを埋めることになるわけです。

また、楽天として、次のステージに向かうことをわかりやすく表現するためにも、数年に一度のリニューアルは必要だと考えています。たとえば、オフィスも二子玉川に移転するな ど、新たな戦略が加速するいいタイミングでした。
今回のリニューアルは、そうした意味も含んでいます。

楽天市場PC版トップページ

――重要なリニューアルだったわけですが、取り組んだチーム体制はどのようなものでしたか?

河野 私が所属する編成部が、楽天市場のトップページ、さまざまな企画ページ、サイトのナビゲーションなどを統括しています。その中に、普段からトップページを見ている部署があるのですが、そこからメンバーを募ってプロジェクトを起案し、タイムリーに決裁して、動いていけるような体制を作りました。組織体制のことなので、明確には言えませんが、少数精鋭のチームで臨みました。

プロジェクトメンバーには、既存の仕事をしながら、リニューアルプロジェクトにも参加してもらっているので、かなりの負荷をかけたと思います。毎朝私に、「今日の数字はどうなってるの?」と聞かれることから始まり、前日のアクションが、仮設どおりに数字として出てきているかを検証して、数字が下がるようなことがあればその日のうちに、新たなアクションを起こす。

これも、楽天の企業文化だと思いますが、案件を、2日間寝かせることをしないんです。アクションを起こしたら、数時間かその日のうちにPDCAを回す。リニューアルプロジェクトも、1日単位ですべてのアクションが動いていました。

西岡 僕は、普段はディレクターとして楽天市場のトップページを見ています。今回のリニューアルプロジェクトには、プロジェクトリーダーとして参加しました。毎日、エクセルを見るのが胃が痛くて(笑)。小さなプロジェクトチームだったため、その都度作成会議を開いて、数字やユーザーのアンケートをもとに、次のアクションを考え、素早く実行に移していくことができました。

楽天市場PC版トップページリニューアルを統括した、執行役員 メディアプランニング統括 河野奈保さん

――お話を聞いているだけで、すごいスピード感だったことは想像できますが、次のアクションというのは、毎日そんなに、アイディアが浮かぶものでしょうか。

西岡  それが、浮かぶんですね。普段から、楽天市場のトップページでA/Bテストを重ねている文化があるからだと思います。僕自身、2年間それにかかわって、テスト案件にもかなり取り組んでいますし、過去のテスト案件も資産として残っています。万一、数字が下がった際には、どういうアクションをとればいいのかは、チーム内で共有されているんです。

河野 アイディアが浮かぶのももちろんですが、リニューアルプロジェクト開始前から、私たちは課題に気づいていて、やりたいことが山積みになっているんです。A/Bテストのほかにも、定期的にユーザーインタビューを行っていますので、「ここを変えて欲しい」「ここを残して欲しい」といった声は蓄えられています。プロジェクトは、そういった大量の情報整理から始まりましたから。

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