SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Academy(イーシージン・アカデミー)とは、自社ECのプロフェッショナルの育成を支援する講座の総称です。ECzine編集部が企画し、基本となる「2日でわかるEC構築・運営基礎講座」ほか、その時々のトレンドをいち早く学んでいただけるようテーマ別講座をご用意しています。

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

  • 前回のECzine Dayのセッションの様子をレポート記事でお読みいただけます。

  • 過去開催時のイベントテーマをまとめてご覧いただけます。

最新イベントはこちら!

ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

「季刊ECzine」とは、年に4回、EC業界の重要ポイントだけをまとめてお届けする紙の雑誌です。ECの最新トレンドを取り上げた「特集記事」のほか、重要なトピックスに関する知識を上書き保存する「定点観測」、EC業界のニュースや記事を振り返るコーナーなど、自社のECビジネスを俯瞰していただく際のヒントになる内容が満載です。

季刊ECzine

2022年春号(vol.20)
特集「Refine CX ~EC起点のデータで創る次世代コマース体験~」

「季刊ECzine」購読者なら
誌面がウェブでも読めます

「持続的な購入」を目指すCRO

多店舗展開からメディアコマースへ 楽天市場ショップも考え直したい「検索」のこと

「持続的な購入」を目指す、コンバージョン率最適化=CROについて解説していきます。第6回は、多店舗展開を経てメディアコマースにも関連する、ECの「検索」についてです。

最高の接点なのに、なぜGoogleはECから撤退したのか

 検索。ECの視点からして、これほど明快な接客(インタラクティブな買物客とのやり取り)はありません。欲しいものをシンプルに伝えてくれる、CROを図る上で最高のタッチポイントです。だからこそ、検索エンジンはコンシェルジュ(案内係)でなくてはなりません。検索ワードと完全一致の時代はとうに終わり、買物客の意図を汲むようになりました。

 ただし、コンシェルジュも立場によって目的が異なります。Google、楽天市場、ショップ、それぞれのコンシェルジュ像(検索の在り方)と、CROの関わりから観ていきましょう。今回はGoogleです。

Google’s mission is to organize the world’s information and make it universally accessible and useful.

 Googleは自らの使命を「世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすること」と定義しています。

 そんなGoogleといえば、やはり検索エンジンです。しかし、EC分野ではこれまで、スマホアプリの「Google Shopper」とサイト内検索の「Google Commerce Search (GCS)」を世に送り出したものの、いずれも撤退しました。日本でも10社前後が導入していたGCSですが、2014年に幕を下ろしています。

 その理由として、公益性すら持つに至ったGoogleの「整理し」「使えるようにする」という使命、中でも検索という本業で矛盾を孕んでいるからだと囁かれています。本来「商売」というものはバイアス(偏り)の掛かるものです。AdWordsなどのように、公明正大に購入された権利行使と異なり、暗黙のバイアスは相応しくないという判断です。では、その証左を見てみましょう。

こんなにも変わったGoogle:「クッキー」が売れなくなった

 「クッキー」と「クッキー 通販」という検索フレーズを比べてみます。

 「クッキー」1語だと、「クッキー」について知りたいのだとGoogleは判断しています。それが証拠に広告が出ていません。お金で買えないIT用語のcookieも混ざっています。

「クッキー」で検索した場合の検索結果例

 ところが「クッキー 通販」にしたらどうでしょう。PLA(商品リスト広告)やリスティング広告がずらりと並びました。もちろん、プライベート検索結果を非表示にしています。右上の歯車アイコンの左にある地球アイコンがその証拠です。その上で、Googleは私がクッキーを買いたいのだと判断しているのです。

「クッキー 通販」で検索した場合の検索結果例

 一般的な情報でググることを、Informational Search Queriesといいます。「役立つ情報知識を探したい」という目的です。その場合に向けたサイト側の施策としては、SEOが有効です。そして、その対象はショップサイトではなくコーポレイトサイトがよいでしょう。残念ながら、「クッキー」は『Googleで売れない』時代になりました。

 逆に、ショップサイトを繁盛させる(動線を作る)ために、コーポレイトサイトの存在が意味を増しています。楽天市場内にしかページのないショップも、今後はコーポレイトサイトを立ち上げ、コンテンツ・マーケティングやメディアコマースを考えるのもいいでしょう。

 買いたいものをググることは、Transactional Search Queriesといいます。「特定の商品を買いたい」という目的です。その場合に向けた施策は、リスティング広告なのです。そこで初めてショップサイトへの導線ができます。SEOとリスティング広告のどちらにお金を使うべきか、悩む必要はありません。ちなみに、全体のトラフィック量比は、おおよそInformational:Transactional = 9:1と言われています。

 Googleは一方で、Google Shopping (US)の先進性やGoogle Expressというリアルを通じて、ECにより多面的に再進出もしています。その理由は、商品検索ポータルとしてamazonにトラフィックを大きく奪われたためです。これはスマホアプリが後押ししました。

 Transactionalのトラフィック量が相対的に多くなくても、広告主がいるのはこちら側だけです。背に腹は代えられません。Amazonが検索連動型広告「Amazonスポンサープロダクト」も始めたニュースは、Googleの本業で看過できない事態なのです。

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
「重複コンテンツを嫌う」ということが与えたECへの影響

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
「持続的な購入」を目指すCRO連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

株式会社インフォプラス マーケティングソリューション部 シニアコンサルタント 佐藤英俊(サトウ ヒデトシ)

インフォプラスでは、カジュアル担当。衣料品産業専門ということではなく、人間が形式ばっていないという意味である。「ABテスタ」の生みの親でもあり、モノ作りや新規事業に経験が深い。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/article/detail/1725 2015/03/13 08:00

Special Contents

PR

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2022年8月30日(火)10:00~16:10

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング