ナビタイムジャパンは、法人向け地図・ルート検索API「NAVITIME API」にて、新バージョンの地図APIを7月19日より提供開始した。新バージョンの地図では、従来の地図APIと比べて約10倍のマーカー表示が可能になったほか、地図の回転や注記情報のクリックなど、地図の直感的な操作性向上に注力。また、新規開通道路の地図上への反映が最短で翌日に可能となった。
新バージョンの地図APIの特徴
数千個の地点マーカーを地図上に表示可能
従来型の約10倍となる、数千個の地点マーカー・動的アイコンの表示が可能となった。大型車考慮ルートや、多数の地点を経由地とする巡回ルートを検索するAPIと組み合わせ、物流や動態管理サービスなどで活用が可能。
地図の回転・3Dアイコン表示などの地図表現
地図をタッチして回転させる、3Dのアイコンを表示するなど、地図表現における操作性・視認性が向上。ナビゲーションシステムなどで活用が可能。
新規開通道路を最短翌日で反映
道路が開通した際、最短で翌日に地図への反映が可能。対象道路は、高速道路・一般国道・主要地方道・都道府県道・市町村道。
地図上の地点表記からナビゲーションを開始
地点表記をクリックすることでナビゲーションシステムと連動。地点の情報表示や出発地/目的地への設定が可能。
ナビタイムジャパンでは、位置情報を活用したDXが流通、商圏分析、勤怠管理、混雑把握などさまざまな分野・用途で広がっていると考察。DXを進めるうえで地図を用いた情報の可視化や共有が重要になると考え、地図上で表現できる情報の拡充や、最新の道路反映などの機能を追加した。さまざまな移動手段のルート検索、住所検索、地図表示などの機能をワンストップで提供することを強化し、地図と合わせて各種検索を利用するユーザーの業務支援を目指すとしている。