メルペイは、購入代金を後から支払うことができる後払い決済サービスの認知・利用状況について、後払い決済サービスの利用者・非利用者、総計800名を対象に「後払い決済サービスに関する実態調査」を実施した。
商品の購入やサービスを利用の決済手段として普段使用しているものを選択してもらうと、「現金」がもっとも多く91.8%に。「クレジットカード」(62.5%)、「QRコード等決済」(44.6%)が続き、「後払い決済サービス」は23.3%となった。
新型コロナウイルス感染症拡大の前(2020年1月頃)と現在を比べ、現金だけではないサービスの使用頻度に変化があったかを尋ねると、過半数(50.5%)が「キャッシュレス決済(電子マネーやQRコード等決済)や後払い決済などを利用する頻度が増えた」と回答。年代別に見ると10代男性が51.3%、10代女性が52.5%、20代男性が57.5%、20代女性が58.8%と特に10代、20代の変化が大きいことがわかった。
後払い決済サービスについて、知っているサービスと利用したことのあるサービスをそれぞれ尋ねると、「NP後払い」が認知(32.4%)、利用(25.6%)とももっとも高いことがわかった。2番目に高いのは「メルペイスマート払い」で、年齢別に見ると10代・20代の約36%が「メルペイスマート払い」を認知していることがわかった。
後払い決済サービスを利用している/していない理由を尋ねると、利用する理由のトップは「支払うタイミングを調整できるから」(47.0%)、利用しない理由のトップは「使いすぎてしまわないか心配だから」(34.3%)に。利用する理由に「利用金額を把握しやすいから」、利用しない理由に「利用金額を把握しにくいから」がどちらもトップ3内にランクインした。
商品購入をする際、今後も利用を継続したい(新たに利用してみたい)決済手段について質問したところ、、「現金」「クレジットカード」「QRコード等決済」がトップ3に。「後払い決済サービス」は、利用者と非利用者で大きな差がついた。
後払い決済サービスを利用するタイミングについては、クレジットカード保有者(62.8%)、非保有者(60.2%)ともに、もっとも多かったのは「日常の生活必需品などの買い物」に。それ以外では、クレジットカード非保有者は「英会話など学習系のサービス利用」や「旅行、映画やイベントやライブなど趣味体験のため利用」の項目でクレジットカード保有者より後払い決済サービスを利用する割合が高く、日常生活以外の体験消費での利用が多い傾向が読み取れた。
後払い決済サービス利用者のうちクレジットカード保有者について、クレジットカードと後払い決済サービスの利用金額について質問したところ、クレジットカードの平均月間利用金額が1〜3万円未満という回答がもっとも多いのに対し、後払い決済サービスは3,000円未満との回答がもっとも多かった。