ヤフーとイオン九州は、緊急事態宣言を受けて停止していた、福岡県天神エリア限定の即時配達サービス「PayPayダッシュ」の実証実験を再開した。
本実証実験では、ユーザーは「PayPayダッシュ」のアプリ上で配達先を指定して、お弁当やパン、飲料、お菓子などの商品を注文すると、最短30分で商品を受け取ることができるというもんお。「PayPayダッシュ」の配達員は注文を受けた後、店舗で該当商品をピックアップし、自転車で商品を配達先に届ける。支払いは、商品受け取り時にユーザーの「PayPay」アプリ上で行う「PayPay」決済、または商品注文時に「PayPayダッシュ」のアプリ上で行うクレジットカード決済のいずれかを選択できる。
新型コロナウイルスの新規感染者数が限定的となり、対策の強度を緩められるようになった地域における、日常生活の中での感染拡大防止の実践例を厚生労働省が示した「新しい生活様式」では、デリバリーや電子決済の利用が推奨され、今後も即時配達サービスの需要は拡大する見込み。本実証実験の再開に際し「PayPayダッシュ」では、需要の拡大やユーザーの要望を踏まえ、配達圏を博多駅前や博多南をはじめ複数のエリアに拡大した。
3月16日から4月4日まで実施した「PayPayダッシュ」の実証実験では、ランチタイム時のおにぎりやお弁当などの購入や日中のお菓子などの購入が多く見られた。これらの結果を踏まえ、お弁当の種類の増加、サラダや惣菜、野菜などを追加するなどし、商品数を従来の約150種類から約330種類に増やし、さらなる顧客拡大を見込む。また、商品購入時の最低注文金額を設けない「1商品から運んじゃうキャンペーン」を実施する。