ソフトバンク株式会社の子会社で、位置情報を活用したビッグデータ事業を行うAgoopは、小売業やサービス業など多店舗展開する事業者向けに、新規出店や閉店などの出退店戦略を支援するダッシュボードサービス「Shop Studio(ショップスタジオ)」の提供を開始する。
同サービスは、Agoopが保有する「その場所に何時間どれくらいの人がいたのか」という流動人口データと、顧客の売上データを掛け合わせ、オリジナルのAI(人工知能)を構築し、新規出店や閉店など出退店戦略を支援する。導入の際には、顧客のデータをAIに学習させ、オリジナルのAIを構築して、予測モデルの妥当性の確認・検証を行う1ヵ月間のPoC(Proof of Concept:概念検証)を実施。顧客の過去実績から精度評価を行い、同サービスの妥当性を確認した後に、正式導入という手順を踏むことができる。
Shop Studioが提供する主な機能は、下記のとおり。
1. 新規出店ソリューション
新規出店ソリューションは、顧客の売上データをもとに機械学習モデルを構築。構築したモデルの予測結果をウェブブラウザ上で可視化することで、新規出店に最適な場所を見つけることが可能となる。
2. 店舗配置ソリューション
店舗配置ソリューションは、顧客の店舗データをもとに独自の統計モデルを作成。店舗同士の相互関係を地図上でシミュレーションすることが可能となる。店舗をなくした場合の影響を可視化でき、最適な店舗配置の支援を実現する。