流通額をカテゴリ別に見ると、これまで堅調に成長を続けていた「家電カテゴリ」が、国内の市場成長鈍化を背景に白物家電の販売が振るわず、前年比9%減に落ち込んだ。
一方で、中小規模のアパレルショップの新規出店が増加。既存ショップの売上も拡大したことで、「アパレルカテゴリ」が前年比27%増を記録し、成長を見せた。月別に比較すると、最も成長率が高い6月で43%増、最も低い1月でも12%増となっている。GMOメイクショップでは、「Amazon Pay」「まとめ買い機能」などの、新機能も貢献していると分析している。
SNSを利用するショップが増えていることから、リファラをもとに、Facebook、Twitter、Instagram経由のPV数を抽出したところ、2016年の合計PV数は前年比21%増の1,154万件となった。なかでもInstagramが急増、前年度5,249件の約260倍となる137万5,725万件にのぼっている。
近年では、スマホからのアクセスが増加。売上前年比27%増となった「アパレルカテゴリ」では、2015年にスマホ経由のPV数がPCを上回り、2016年のスマホ経由のPV数は、前年比25%増となっている。
一方、売上前年比9%減となった「家電カテゴリ」は、依然としてスマホよりもPC経由の利用が多く、加えてPC全体のPV数も2012年をピークに減少傾向となっている。