フィールド・クラウドソーシング事業を展開するソフトブレーン・フィールドは、2013年よりサービス提供を開始した「Point of Buy 購買理由データ提供サービス」にて用いられている、レシート画像をカテゴリー毎に登録・チェック・データ化し、「商品(およびサービス)購入者の購入動機」を含む質問・回答データと紐付けて、収集・マーケティングデータ化する仕組みを、ビジネスモデル特許(発明者:木名瀬博氏)として取得したと発表した。
今回特許が認められたのは、消費者が登録するレシートの画像データを入力者端末から受け付け、チェック担当者が利用するチェック担当者端末に対して、消費者の回答データとレシートの画像データとを表示させ、質問データに対する回答データの整合性をレシートの画像を用いて判定させて整合性チェックを行い、「商品・サービス種別毎の購買理由を含むデータ」をマーケティングデータ化する仕組み。
従来、各企業様のレシートの内容(登録商品・サービス名・金額表記など)や記載方式は多種多様なパターンがあり、高度なOCR(Optical Character Recognition:光学式文字認識)技術を用いても、統一された商品・サービスマスタへの完全連携は困難だった。しかし、この技術により、サイクルが早い商品・季節限定商品といったように頻繁に変わる商品データも、チェック担当者がデータ記憶部に記録させることにより、自動的に商品・サービスマスタが更新され、信憑性の高いレシート画像のマーケティングデータを取得することが可能となった。
「Point of Buy 購買理由データ提供サービス」は、すでに複数企業に導入されており、新たな「購買理由(ショッパーインサイト)情報」を分析する手法として取り入れられている。
市場全体をタイムリーに把握し、高度な購買動向分析で精度の高いマーケティング戦略を企業様へご提供することで、消費者のニーズを満たす商品・サービス提案につながるマーケティング支援を行っていく。
【特許情報】
特許番号:特許第6059923号/特許出願番号:特願2012‐193714
発明の名称:マーケティングデータ収集システム
発明者:木名瀬博 ソフトブレーン・フィールド株式会社 代表取締役
特許出願日:平成24年9月4日/特許取得日:平成28年12月16日