企業向けグローバル・ファイナンシャル・インフラ・プラットフォームである「Stripe」 は、イーシーキューブのECオープンソース「EC-CUBE」の決済体験向上、グローバル化推進を目的に、同社とパートナーシップを締結した。


Stripeは、イーシーキューブが求める様々な決済手段やビジネス規模に対応できる柔軟性および利便性、グローバル決済への対応、高レベルなセキュリティ性能を提供するとのこと。また、イーシーキューブは、Stripeのマーケットプレイス「Stripe App Marketplace」に日本企業として初めてプラグインを公開する。
Stripe App Marketplaceは、パートナー企業がStripe上での運営を管理するためのStripe向けアプリを統合したプラットフォーム。ユーザーは、ダッシュボード上からEC-CUBEへのアクセスが可能となる。
EC-CUBE専用Stripe決済プラグインの概要
決済処理の最適化とコスト削減
EC-CUBEとStripeのシームレスな連携を通じて、注文管理と支払い管理が統合される。これにより、リアルタイムでの状況把握による効率的な運用が可能になる。また、トランザクションごとの最適化や隠れたコストを排除。決済処理コストを削減し、企業の収益性向上に寄与する。
様々な決済手段に対応
EC-CUBEの購入フローはそのままに、開発者が追加で実装することなく、クレジットカード・デビットカード決済、コンビニ決済、ウォレット(二次元コード)決済など、多様な決済手段を提供する。
不正利用対策・EMV 3Dセキュア(3Dセキュア2.0)への対応
Stripeの数百万社以上の決済データを機械学習で分析し、効果的な不正利用対策を提供する。本プラグインの導入により、3Dセキュアのガイドライン完全準拠が可能とのこと。また、Stripeのダッシュボードと連携し、カードの返金やチャージバックに対応する業務負荷を軽減する。
PCI DSSに準拠したセキュリティも提供。「Stripe Radar」による機械学習ベースの不正利用対策、データ保護、セキュリティリスクの軽減により、安心・安全な取引環境を構築する。
グローバル対応の簡易化
世界各国の言語や決済手段に応じた決済機能を、各国の事情を意識することなく設定のみで実装できる。加えて、Stripeは多通貨や多言語対応などを今後進めていく予定としている。