SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

最新イベントはこちら!

【ハイブリッド開催】ECzine Day 2025 Winter

2025年2月4日(火)13:00~18:45

ECzineニュース

博報堂DYホールディングスら、プライバシー保護と嗜好などのAI分析の両立に向け実証実験を実施

 株式会社博報堂DYホールディングスと「プライバシーDX」を推進する株式会社Acompanyは、統計データから合成データを生成する技術「統計合成データ」の有用性・安全性を評価する実証実験を実施した。これにより、生活者のプライバシーを保護しながら、個人の嗜好などをAIなどで分析できるようになる。

 これまで、生活者の嗜好に応じた広告配信、ターゲット市場やブランドイメージ、認知度の測定には、生活者のプライバシー保護などの観点で「統計データ」が活用されてきた。一方で、統計データではきめ細かい生活者の傾向把握が困難である点、近年急速に発展しているAI技術の学習用データとしては活用しにくいといった点が課題とのこと。

 今回、2社が実証実験を実施した「統計合成データ」とは、プライバシーテックの一つである合成データの手法を活用し、実データを統計データに集約した上で、“擬人化した”パーソナルデータを生成する技術を指す。本実証実験では、博報堂DYホールディングスが保有する生活者データから生成した「統計合成データ」を用い、実データと比較した有用性と安全性の両面を評価した。

 その結果、「統計合成データ」は実データと比べて、有用性の観点で遜色ない精度を保有すると明らかになったという。また同社は、安全性の観点で差分プライバシーによる数学的な安全性の担保を実現できるとしている。

 今後、博報堂DYホールディングスでは、保有する統計データを”擬人化された”パーソナルデータによるきめ細かい分析、AIモデルの学習データに用いることを目指す。またAcompanyは、安全なデータ利活用による顧客の事業価値向上に取り組む。

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
この記事の著者

ECzine編集部(イーシージンヘンシュウブ)

ECZine編集部です。ネットショップ運営に役立つ情報をお届けします。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事をシェア

ECzine(イーシージン)
https://eczine.jp/news/detail/16578 2025/04/07 11:00

Special Contents

AD

おすすめ

アクセスランキング

アクセスランキング

イベント

ECzine Day(イーシージン・デイ)とは、ECzineが主催するカンファレンス型のイベントです。変化の激しいEC業界、この日にリアルな場にお越しいただくことで、トレンドやトピックスを効率的に短時間で網羅する機会としていただければ幸いです。

2025年2月4日(火)13:00~18:45

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング