ギフトモールの「オンラインギフト総研」は、ギフト利用の実態を探る調査を実施した。同調査結果の詳細は次のとおり。
この1年間で贈ったギフト 「体験ギフト」「電子チケット」「デジタルギフトカード」が増加
過去1年間で贈ったギフトは「グルメ・スイーツ」が47.2%と最も多く、次いで「ファッション」が24.1%、「ビューティー」が20.9%となった。
また、2023年の結果と比較すると、ほとんどのカテゴリーが減っている中、「体験ギフト」は3.7%増(10.0%)、「電子チケット」は3.2%増(8.4%)、「デジタルギフトカード」は0.5%増(4.4%)となった。これらのギフトは「選べるギフト」として、相手が商品や体験、利用場所、利用日時を自由に選べる点が特徴。自由度の高さが、相手に喜ばれるかつ負担になりにくいため、贈る人が増えたと考えられる。
なお、「商品券・ギフトカード」「カタログギフト」は、2023年比では微減している。それを上回る割合で、電子チケットやデジタルギフトカードの需要が増加していた。
ソーシャルギフトで贈っているのは「電子チケット」が約70%
ソーシャルギフトの利用経験・利用意向
ソーシャルギフトを利用したことがある人は16.0%、利用意向がある人は40.5%で、合計56.5%と半数以上がソーシャルギフトに関心を持っている。また、20代、30代は2023年12月の調査から引き続き利用経験者率が伸長しており、それぞれ20代は26.4%、30代は20.4%となった。
ソーシャルギフトで贈ったギフト
ソーシャルギフトで贈ったギフトは、「店舗で使える電子チケット」が52.8%と最も多く、続いて「グルメ・スイーツ」が39.9%、ECサイトのギフト券などの「WEBサイトで使える電子チケット」が17.0%という結果だった。「電子チケット」は計69.8%の人が贈ったことがあるギフトであり、ソーシャルギフトの機能を使って贈るギフトの主流ともいえる。
ソーシャルギフトで電子チケットを贈る理由
電子チケットを贈った理由は、「相手が利用する時間と場所を選べる」が71.7%で首位に。ほかには「気軽に贈れる価格だから」が62.1%、「簡単に短時間で購入できるから」が31.1%となり、贈る側の手軽さが支持されているとわかった。また、「迷惑になりづらいから」が43.8%、「モノとして残らないから」と「相手が好きなお店・食べ物のチケットだったから」がともに24.2%だったことから、贈る側は相手に負担をかけないことも重視しているとわかる。
約60%が体験ギフトを贈ることが「増えた」
体験ギフトの利用経験・利用意向
旅行やレストラン、エステ・マッサージなどの「コト」ギフトである「体験ギフト」を「既に贈ったことがある」と回答した人は9.0%で、利用意向者は50.0%。合計59.0%と、約60%が体験ギフトを支持していた。また、過去1年間の体験ギフトを贈る機会の増減に関しては、58.4%が「増えた」と回答した。
体験ギフトを贈る理由も「相手が利用する時間と場所を選べるから」が53.6%
体験ギフト利用経験者、利用意向者に体験ギフトを贈りたいと思った理由を聞いたところ、「相手が利用する時間と場所を選べるから」が53.6%、「良い思い出を残してほしいから」が30.0%、「気分をリフレッシュしてほしかったから」が29.8%という結果に。電子チケット同様に、体験ギフトも相手に利用内容を選択してもらうことができる「選べるギフト」という点が支持されていた。
調査概要
- 実施時期:2024年6月18日~20日
- 調査対象:全国15歳~59歳の男女(年齢性別均等割り付け/2024年7月からの1年間にギフト購入経験がある人)
- 回答人数:2,250名