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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

ECzineニュース

20代の半数はサステナブルな衣服を選択 コロナ禍で店舗購入頻度が減った人は4割超/楽天インサイト調査

 楽天インサイトは、「ファッションに関する調査」をインターネットで実施した。今回の調査では、「ファッション」を重視するシーンやコロナ禍における衣服の買い方の変化に加え、「サステナブルなファッション商品」などに関する意識・実態を調査した。

 調査結果の概要は、次のとおり。

ファッションを重視するシーンは、女性では「同性の友人との外出時」が8割以上

 ファッションを重視するシーンを聞いたところ、「重視している(「重視している」と「まあ重視している」の合計)」類の回答内容としては、「恋人と出かけるとき」(72.0%)が最も多く、次いで「異性の友人と出かけるとき」(65.6%)、「配偶者・パートナーと出かけるとき」(63.4%)となった。性別でみると、女性は「同性の友人と出かけるとき」が全年代において8割以上で(20代:82.1%、30代:86.9%、40代:81.3%、50代:81.1%、60代:81.0%)、女性のほうが男性よりも40ポイント以上高い結果に(男性:42.0%、女性:82.3%)。性年代別でみると、女性20代・30代では、「一人で出かけるとき」(20代:57.0%、30代:61.2%)が全体より10ポイント以上高く、一人で行動する際にもファッションに気を遣う傾向が見られた。

参考にしているファッションの情報源は、「アパレル店舗のディスプレイ」がトップ 「Instagram」「雑誌」が続く

 参考にしているファッションの情報源を聞いたところ、「アパレル店舗のディスプレイ」(23.7%)が最も多く、次いで「Instagram」(20.1%)、「雑誌」(20.0%)。「Instagram」と回答した人は、女性のほうが男性より10ポイント以上多く(男性:13.1%、女性:27.2%)、性年代別でみると女性20代・30代では50%を超える結果となった(女性20代:56.8%、女性30代:50.6%)。また、「参考にしているものはない」と回答した男性は41.5%で、女性(25.0%)と比較して15ポイント以上高かった。

2022年以降の「食料品の値上げ」によりファッションアイテムの購入頻度は「減った」が2割以上

 2022年以降の「食料品の値上げ」によるファッションアイテムの購入頻度の変化を聞いたところ、すべてのファッションアイテムにおいて、「減った」と回答した人が2割以上だった(アクセサリー:31.9%、衣服:27.9%、バッグ:26.8%、帽子:25.7%、靴:22.1%)。性別でみると、「帽子」以外のすべてのアイテムで、「減った」と回答した女性は男性より10ポイント以上多く、女性は男性よりも「食料品の値上げ」でファッションアイテムの購入を控えている傾向が見られた。

着なくなった衣服の処分方法は「自治体のゴミに出す」が約7割でトップ

 着なくなった衣服の処分方法を聞いたところ、「自治体のゴミに出す」が67.3%でトップとなり、次いで「リサイクルショップなどに売る」(25.3%)、「タンス・クローゼットなどにしまい込んでいる」(14.1%)となった。性年代別でみると、女性20代~40代では、「リサイクルショップなどに売る」(20代:33.3%、30代:39.3%、40代:33.9%)、「ネットオークションやフリマアプリなどで売る」(20代:30.9%、30代:21.3%、40代:20.9%)が全体より5ポイント以上高く、リユースの意識が高い傾向が見られた。

「サステナブルなファッション商品」を選ぶと答えた人は4割以上で、20代の半数が選択

 デザインや価格がほぼ同じ「サステナブルなファッション商品」と「通常のファッション商品」のどちらを購入するか聞いたところ、「サステナブルなファッション商品(「サステナブルな商品」と「どちらかといえばサステナブルな商品」の合計)」は42.1%で、「通常のファッション商品(「通常商品」と「どちらかといえば通常商品」の合計)」は、57.9%だった。年代別でみると、「サステナブルなファッション商品」を選択する割合が最も高かったのは20代(50.0%)で、最も低かったのは60代(31.3%)だった。両者を比較すると約20ポイントの差がつく結果となり、年代間で違いが見られた。

 「サステナブルなファッション商品のイメージ」は、「種類が少ない(「種類が少ない」と「どちらかというと種類が少ない」の合計)」が38.4%だった。また、「気軽・手軽に使えない(「気軽・手軽に使えない」と「どちらかというと気軽・手軽に使えない」の合計)」が20.3%だった。一方、「気軽・手軽に使える(「気軽・手軽に使える」と「どちらかというと気軽・手軽に使える」の合計)」は27.1%で、「気軽・手軽に使えない」計より5ポイント以上高い結果となった。

コロナ禍で「ファッションへの興味・関心度合い」は「変化なし」の人が約6割。衣服の「実店舗での購入頻度」が「減った」人は4割以上

 数年間のコロナ禍における「ファッションへの興味・関心度合い」の変化について聞いたところ、「変化なし」と回答した人は約6割(59.7%)となった。また、衣服の「オンラインでの購入頻度」が「増えた(「増えた」と「やや増えた」の合計)」のは27.7%で、「実店舗の購入頻度」が「減った(「減った」と「やや減った」の合計)」のは41.6%だった。

調査概要

  • 調査エリア:全国
  • 調査対象者:20歳~69歳 男女
  • 回収サンプルサイズ:1,000サンプルサイズ
  • 調査期間:2023年2月13日(月)から2月14日(火)

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