LINEリサーチは、日本全国の男女を対象に、ふだんの買い物で買った品物を入れる際に使用するバッグの種類や、エコバッグを使う際に感じていることについて調査を実施した。
ふだんの買い物で「持参したエコバッグ」を使う人は約79%、10代女性で昨年よりも増加傾向に
ふだんの買い物で買った品物を入れるバッグを尋ねると、「持参したエコバッグ」と回答した割合は、全体で79.2%という結果に。昨年の調査では全体で76.5%だったため、昨年と比べてやや高くなった。
「持参したエコバッグ」を使用する人は、男女ともに30代以上で高い割合。昨年と比べると、 今年は10~20代の使用率が増加し、特に10代女性は昨年の63%から今年は75%と、大きく増加がみられた。また、40~50代男性でも、使用率がやや増加傾向にある。
全体で次に多いのは、「エコバッグではない、普通のバッグ」で2割超。次いで「有料レジ袋をその都度買って」「過去もらったレジ袋を持ってきて、再利用」「袋に入れず手持ち」「無料でもらえる袋(お弁当袋や買い物の包装袋)など」と続く。 「バスケット / かご」も1割程度おり、女性の30代以上で割合が高い傾向がみられる。
年代別では、10~20代は「エコバッグ」ではなく「普通のバッグ」を使う人の割合は、昨年よりも下がったものの、ほかの年代に比べると高くなっている。また、「袋に入れず手持ち」「無料でもらえる袋」も他の世代よりもやや割合が高めだった。 「有料レジ袋をその都度買って」は全体で2割弱、特に20代の割合が他の年代よりもやや高めとなった。
昨年と同様に、「エコバッグ」を使用する人の割合は女性のほうが高くなっている。特に女性の30代以上では9割以上の高い割合。男性も30代以上では7割以上と、男女ともに30代以上の「エコバッグ」使用率はとても高いことがわかった。
エコバッグを使うときに感じていること、全体TOPは「持ち歩くのを忘れる」
ふだんの買い物でエコバッグを使う人に、エコバッグについて感じることを聞いたところ、全体TOPは、「持ち歩くのを忘れる」で4割弱に。次いで2位に「折りたたむのが大変」、3位に「衛生面が気になる」、「バッグに入りきらない商品を、手で持つことがある」が4位となっている。「折りたたむのが大変」は各年代でも上位にランクインした。また、食品などを入れることも多く、何度も使うことで衛生面を気にしたりする人が多い。
一方で、5位の「節約になっている」、10位の「環境を意識するようになった」など、エコバッグを使うことで得られるメリットもランクインしている。
年代別にみると、全体TOPの「持ち歩くのを忘れる」はすべての年代でも1位にランクイン。特に10~30代の割合が高く、もっとも高いのは20代、30代で5割弱となった。
2位以降は各年代で違いがみられる。まず10代では、2位に「節約になっている」がランクインし、3割超の高い割合に。20代でも「節約になっている」の割合は2割超で、10~20代が他の年代よりも高い割合となった。また、10代では「環境を意識するようになった」が4位にランクインした。
30代以降では「衛生面が気になる」が上位にランクイン。特に女性の割合が高く、もっとも高いのは30代女性で約4割だった。また、「バッグに入りきらない商品を、手で持つことがある」「かさばる / 荷物が増える」も30代女性の割合が高めとなった。
「レジ袋が欲しくて、あえて買うことがある」は、20~40代女性で割合がやや高め。50代では、感じていることの各項目での割合が他の年代よりも低い傾向にある。
調査について
- LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
- 調査対象:日本全国の15歳~59歳の男女
- 実施時期:2021年10月5日~2021年10月7日
- 有効回収数:5252サンプル