ファンケルは、11月18日(木)からリニューアル新発売する「マイルドクレンジングオイル」のボトル容器を、ケミカルリサイクル技術により作られた100%再生由来のPET素材に切り替え。この切り替えを皮切りとし、2023年3月末までに化粧品のPET容器を順次ケミカルリサイクルPET(ポリエチレンテレフタレート)100%の素材へ切り替える(一部製品を除く)。
ケミカルリサイクルPETは、使用済みのPET素材をケミカルリサイクル技術により再生させた素材。一般的なリサイクルPETは、再生を繰り返すことによる劣化が生じ、品質の担保が難しいとされてきたが、ケミカルリサイクルPETは石油由来のバージンPETと同等の品質を有することができる。さらにこの技術を使用することで、幅広いPETの再利用が可能となり、プラスチックの循環社会を担うものとしても優れていると判断。
ファンケルでは、環境の課題解決に役立てるよう、化粧品のPET容器をケミカルリサイクルPET素材に順次、切り替えていく。第一弾となるマイルドクレンジングオイルは、この切り替えにより石油由来のバージンPETに比べて、約47%のCO2排出量が削減する。
ファンケルは、サステナブル宣言を2018年から策定して「環境」を重点テーマのひとつとしている。その中で、プラスチック循環社会の実現を目指すことを目的に「サステナブルな容器包装化」や「使用済みの化粧品容器回収」を積極的に取り組んでいる。
2021年7月からは、使用済みの化粧品容器を独自の仕組みで回収する「FANCL リサイクルプログラム ~花と緑を広げよう~」を実施。専用の回収ボックスを設置し、回収した容器は植木鉢にリサイクルして「ガーデンシティ横浜」を推進するリーディングプロジェクト「ガーデンネックレス横浜」(横浜市主催)との連携事業として寄贈。現在、神奈川と東京の直営店舗6店と、旗艦店であるファンケル銀座スクエアの1階インターナショナルショップ、3階ビューティショップの計8店で行っており、さらに実施店舗の拡大も予定している。