アイスタイルは、メルカリと「化粧品/コスメの二次流通市場」に関する共同調査の結果を発表。また併せて、その背景にある化粧品購入における生活者心理や、二次流通市場において新型コロナウイルスが生活者に与えた影響などを紐解くため、@cosmeのプロデュースメンバーである18-69歳の女性 13,800名を対象に、二次流通での化粧品購入に関するアンケート調査を実施した。
9割が事前に試してから化粧品を購入したいと回答
普段の「化粧品や美容」についての行動や考え方について当てはまるものをそれぞれ5段階で聴取したところ、「人気な商品であっても自分に合うかどうかは分からない」という選択肢に対して、ほぼ全員が「そう思う/ややそう思う」と回答し、「化粧品を買うときは、サンプルやテスターを試してから購入したい」という選択肢にに対しても、9割が「そう思う/ややそう思う」と回答した。
テスターやサンプルを試せないことで購入を躊躇、失敗した経験あり
テスターやサンプルの使用と、化粧品購入の関係について聴取したところ、9割が「事前にテスターやサンプルで試すことができず、購入を躊躇したことがある」と回答。実際に購入を躊躇したアイテム、失敗した・後悔したアイテムについて聞いてみると、共に肌に触れる面積の広いアイテムであるスキンケア、ベースメイクの割合が高い結果となった。
5割強が二次流通での購入経験、そのうちの半数が化粧品購入経験
フリマアプリやオークションサイト(メルカリ、楽天フリマ(フリル)、PayPayフリマ、ヤフオクなど)を利用したことがあるか聴取したところ、5割強が二次流通での購入経験があると回答。さらに、購入経験者のうち5割強が化粧品の購入経験があると回答した。
安く買いたいほか、お試し買いニーズも
二次流通で化粧品を購入する理由として、最も多かったのは「少しでも安く買いたいから」であり、次いで「その化粧品を試したいから(試し買い)」が挙げられた。二次流通で化粧品の試し買いしたことのある人のうち7割半ばが「二次流通での試し買い後、正規販売ルート(一次流通)でリピート購入をしたことがある」と回答している。
一方で、二次流通で購入経験のある人のうち半数弱が化粧品の購入は未経験と回答。「二次流通で化粧品を購入しない理由はありますか?」という質問に対しての自由回答によると、「人が使ったものを肌にのせることに抵抗がある」、「本物かどうかが分からないから」等、衛生面や正規品かどうか分からないと言った点で躊躇する様子がうかがえた。
7割強が化粧品の買い物の仕方に変化があったと回答
新型コロナの感染拡大によって、買い物の仕方(買う場所や買い方、買う頻度)に変化はあったかをそれぞれ5段階で聴取したところ、化粧品、ファッション、食品、日用品、家具・インテリアの中で化粧品が最も買い方に「変化があった/やや変化があった」とする比率が高い結果となった。
新型コロナ終息後も店頭でのテスター使用は躊躇も
カテゴリによる違いはあれど、新型コロナ終息後も店頭でテスターを使うことへの躊躇は続くという回答が多くみられた。 特にメイクアップ、ベースメイクカテゴリーの比率が高いですが、スキンケアにおいても「終息後も躊躇すると思う」との回答が5割を超えている。
調査概要
- @cosmeにおける二次流通での化粧品購入実態調査
- 調査地域 :全国
- 調査方法 :Web調査
- 調査時期 :2021年9月10日(金)~12日(日)
- 調査対象者:@cosmeプロデュースメンバー 女性 15-69歳(@cosmeの年代構成比に合わせ割付)
- 調査対象者数:13,800人