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D2Cとは顧客と直接取引するビジネスモデル!特徴や事例を紹介

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2021/07/17 11:00

 D2Cとは、顧客とダイレクトで取引する販売方法です。新しい販売方法として、近年注目を集めています。顧客とコミュニケーションをとり、商品の企画から製造、販売まで一貫して行うのが特徴です。 本記事では、D2Cが増えた背景やメリット、具体的な事例について紹介しましょう。

D2Cとは?

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 D2Cとは「Direct to Consumer」の略で、「販売者がダイレクトに消費者と取引をする」という意味です。D2Cのビジネスモデルの台頭は、2010年頃から欧米を中心に始まりました。アパレルや化粧品などの分野で、独自の世界観をもつさまざまなD2Cブランドが誕生しています。

 日本でも、SNSの普及や顧客のニーズが多様化していることに伴い、注目を集めています。ここでは、D2Cの特徴を説明し、似た言葉であるBtoC・ECとの違い、ブランドが増えた背景について見ていきましょう。

顧客と直接取引する販売方法

 D2Cとは顧客とダイレクトに取引するビジネスモデルです。企画の段階から顧客の声を取り入れ、製造からマーケティング、販売まですべてを一貫して行います。これまで、商品の販売は代理店や小売店などが間に入り、顧客へと届くのが一般的な流れでした。D2Cはこれらの中間業者が入らず、顧客の声が反映されやすいのが特徴です。そのため、顧客の意見を取り入れた商品づくりを行うD2Cブランドも少なくありません。

 また、D2Cの販売では商品の機能だけでなく、商品の世界観とそれに合わせたライフスタイルを提供するという特徴もあります。

BtoCやECとの違い

 D2Cと間違えやすい言葉にBtoCやECがあります。BtoCとは「Business to Consumer」の略で、企業が消費者を対象に行うビジネスモデルです。D2Cが商品の販売方法を表しているのに対し、BtoCは「誰と誰」が取引しているのかを表す言葉です。BtoB「Business to Business」、すなわち「企業間取引」との対比で使われます。

 ECとは「Electronic Commerce」の略で、インターネット上で行われる商品やサービスの取引一般を指す言葉で、インターネット通販のことです。D2Cの販売もECサイトで行われることが多く、ECはD2Cブランドにとって重要な販売経路のひとつといえるでしょう。

D2Cブランドが増えた背景

 D2Cブランドが増えた理由のひとつが、スマホの広範な普及です。今日では、誰もが気軽にインターネットでの買い物やSNSでの情報発信をできるようになりました。これまでは新聞や雑誌、テレビCMなどで得ていた情報も、インターネットを介しウェブ広告などに変わりつつあります。また、TwitterやInstagramなどのSNSは、企業と顧客とのコミュニケーションを容易にし、より顧客の声を活かした商品開発を可能にしています。

 商品の広告では、アドテクノロジーの進化により効率的なターゲットの絞り込みもできるようになり、ピンポイントなアピールが可能になりました。さらに、SNSはD2Cブランドを利用した顧客がシェアすることで、多くの人に伝わる拡散効果も期待できます。

 また、顧客のニーズの多様化も、D2Cブランドが広がりを見せる理由です。今日、先進国では多くの製品が人々に行き渡り、これまでの機能性を重視した商品よりも、コンセプトやストーリー性などの要素を求める消費者が増えてきています。ただ機能や価格だけではなく、「こだわり」のある商品が求められるようになったのです。

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