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世界4分の1のマーケットに和食を売り込め!ハラルビジネスの先駆け『HALAL STORE』インタビュー

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2014/04/08 08:00

世界4分の1という巨大な市場であることに加え、2020年の東京オリンピックでさらに脚光を浴びる「ハラルビジネス」。ブームに先駆け、日本産のハラル食品を扱うECサイト「HALAL STORE」を立ち上げた日本アセラル商事の千葉さんにお話を伺った。

マーケットは世界4分の1!ハラル食品のECサイトって?

――3月4日にリニューアルされたとのことですが、これまでの経緯を教えてください。

 「ECサイト『HALAL STORE』は、2013年7月から始めています。まずは日本語サイトで国内マーケットのみ、在庫を持たずにメーカーさんから最小ロットで直送する仕組みにして、B2Bでどれだけニーズがあるかを探りました。そして3月4日から、在庫を持って小売を始めました。英語サイトも作って、海外配送にも対応しています。

HALAL STORE
http://www.halal-store.net/jp/

 もともと、Webマーケティングをやっていたのですが、ハラルビジネスの普及のために教育とPRに取り組む一般社団法人ハラルジャパン協会に参画することになり、それがハラルビジネスに取り組んだきっかけです。

 韓国・中国との関係が良くないことから、日本企業がイスラムマーケットに高い関心を寄せています。諸説ありますが、2025年には世界人口の3分の1がイスラム教徒になるとも言われていて、彼らの所得が高くなってきています。ドバイの富裕層にヨックモックが大人気といったトピックスがありましたよね。

 イスラム教徒はご存じのとおり、ハラルという食事制限があって、豚肉とアルコールはダメといったようなルールがあります。それをクリアした『ハラル認証食品』が徐々に出てきているのですが、売り先がまだないんです。日本でそうした取り組みをしているということも知られていない。

 それで私が日本アセラル商事という会社を作って、日本のハラル認証商品の販売を始めました。展示会等でご紹介すると、『どこで買えるんですか?』という話になる。海外製のハラル認証商品を買えるお店はあるのですが、日本製のものを売っている場所がない。だからまずは、ネットショップで届けようというのがきっかけです」

――テストで手応えがあったからこその、拡大リニューアルということですね?

 「当初はメーカー直送のロット販売だったので、レストランやホテルなどB2Bのご注文をいただきました。お茶やお米、しょうゆやお酢など調味料、あとはせんべいのようなお菓子とか。彼らは、2020年の東京オリンピックに向けて準備を進めています。2012年のロンドンオリンピックがラマダンと重なってしまい、問題になりましたよね。東京オリンピックでは、そういったイスラム教徒の選手や応援団への配慮も期待されているんです。

株式会社日本アセラル商事
代表取締役
千葉弘樹さん

 日本製のハラル認証商品は徐々に出てきているとはいえ、最終商品では50~60商品くらいでまだまだ少ないです。同じ製造ラインでハラル以外の商品を作るのもダメ、しょうゆのように、製造過程の最後で防腐剤代わりにちょっとだけアルコールを使ったりするのもダメといったように、とても厳しいものです。

 そのためリニューアル以降は、ノンポークノンアルコールの商品も扱い始めました。いろいろな考えかたがあって、ハラル認証はとれていなくても、ノンポークノンアルコールなら買うという方も多いんです。たとえばコンビニで裏の原材料だけチェックするとか。まずはその中から売れるものを見極わめた上で、ハラル認証もとって売り出していきましょうという相談をメーカーさんとしていくこともできますから」

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