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ECzine Day 2024 Autumn

2024年8月27日(火)10:00~19:15

押さえておきたい!ECトレンド図鑑

キャンペーン認知度3倍の事例も!進化するリールを使いこなせるか Meta主催のイベントをレポート

 縦型の短尺動画が、SNSでの地位を確立しつつある。短尺動画を通じたブランドや商品の訴求に注力している企業も見受けられる。しかし、どうすれば再現性のある「バズ」を生み出せるのだろうか。本記事では、Metaが2023年5月11日に開催したInstagramのリールに特化したイベントをレポート。短尺動画の一つであるリール活用のヒントを探る。

 2023年5月11日、Metaが広告主・企業向けのイベント「House of Instagram Reels Day」を開催した。Instagramの「リール」に特化した最新データやトレンド、活用事例を紹介するものだ。当日はリールの最新機能が体験できるブースが用意され、イベントの参加者も撮影に挑んだ。

 イベント内で行われたセッションでは、Facebook Japan 執行役員 営業本部長 南勲氏、マーケティングマネージャー 赤部健祐氏、営業部長 松井聡子氏、Creative Shop クリエイティブストラテジスト 田内真惟人氏の4名が登壇。リールの現在地から広告としての活用法までを順番に解説した。

Instagramを利用する時間のうちリールが20%を占める

 Instagramがサービスを開始したのは2010年。それから、日本でも利用者数は着実に増加している。南氏はInstagramの利用者が増加している理由について「表現方法が進化しているからだ」と述べた。

Facebook Japan 執行役員 営業本部長 南勲氏
Facebook Japan 執行役員 営業本部長 南勲氏

 写真を共有するアプリとしてスタートしたInstagramだが、その後24時間で画像や動画が消える「ストーリーズ」「Instagramショッピング」などが利用できるようになった。特に直近で追加された機能がリールだ。

 Instagramにおいては、このリールが最も成長しているコンテンツフォーマットだという。Metaの調査では、ユーザーがInstagramを利用する時間のうち、リールが占める割合は20%。また、「いいね」「コメント」「友人への共有」など、リールとのエンゲージメントに費やされた時間が、2022年第2四半期にFacebookとInstagramの両方で30%増加したという結果もある。

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 ここで、リールがInstagramにもたらした変化に注目したい。Instagramは元々画像共有アプリだったため、比較的音がない状態で利用されることが多いサービスだったといえる。しかし、リールを視聴している人の実に93%が「音あり」で見ていることが調査からわかっている。南氏は、「リールにより、Instagramは臨場感のあるメディアに変わってきている」と説明した。

 データからもわかるように、Instagramにおいてリールの存在感は増している。そのためMetaは、リールにはビジネスで活かせる可能性が大いにあると考えている。南氏は「リールはMetaにとって、優先順位が非常に高い。世界中のリールを研究し尽くして知見をためてきた。偶然うまくいくのではなく、これからは再現性のあるリール広告の成功を目指す」と近年のリールの動向に加えて、同社の進む先も示した。

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この記事の著者

ECzine編集部 藤井有生(フジイユウキ)

1997年、香川県高松市生まれ。上智大学文学部新聞学科を卒業。人材会社でインハウスのPMをしながら映画記事の執筆なども経験し、2022年10月に翔泳社に入社。現在はウェブマガジン「ECzine」で編集を担当している。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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https://eczine.jp/article/detail/12865 2023/05/31 07:00

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