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BASEからShopifyの移行手順を紹介!移行するメリットについても解説


 世界的に人気が高まっているShopifyは、低コストで導入可能なECプラットフォームです。日本においても他サービスから移行する企業が少なくありません。今回は、そのなかでもBASEからShopifyに移行する方やメリットに焦点を当てて解説します。

 「Shopify」は、世界的に活用機会が増えているECプラットフォームであり、日本企業による導入事例も増加してきました。すでにほかのECプラットフォームを使っていたとしても、Shopifyへの移行を検討するケースも考えられるでしょう。

 そこで本稿では、同じくECプラットフォームの一つである「BASE」からShopifyへ移行する方法を解説します。移行によるメリットもセットで紹介しますので、ぜひお役立てください。

Shopifyとは?

 Shopifyは、国内外で幅広く活用されているECプラットフォームです。2020年の時点で世界175ヵ国、170万以上のショップで利用されていることからも、その人気度合いが伺えるでしょう。

 Shopifyはオムニチャネルへの対応も可能で、デザインの自由度が高く、機能拡張性も優れていることから、多くの企業で活用されています。

 Shopifyには5種類のプランが用意されており、いずれも初期費用は無料で、本利用は日本円で3,000円〜24万円と、幅広い料金帯で設定されているのが特徴です。

BASEからShopifyへ移行するメリット

 以上のような特徴を持つShopifyにBASEから移行するメリットとしては、次のとおりです。

  • 拡張性カスタマイズ性が高く集客力に優れている
  • 豊富な販売チャネルを利用可能
  • 手数料が安く低コストで利用できる
  • 越境ECも視野に入る

 以下より、それぞれについて解説します。

拡張性・カスタマイズ性が高く集客力に優れている

 BASEもShopifyも、アプリを利用することでECサイトの機能を拡張できます。ただし、BASEと比較するとShopifyの方が、より拡張性が高いのが特徴です。Shopifyの拡張機能の種類は年々増加しており、BASEと比較しても圧倒的な数を誇ります。

 Shopifyの管理画面には優れたブログ機能があるため、タイトルやディスクリプション、URLや画像のalt属性の設定など、SEOに必要な基本機能を簡単に利用できます。そのほか、SEO対策のための機能拡張が行いやすい点もメリットです。※BASEにもブログ機能はあります。

 このようにカスタマイズ性が高いにもかかわらず、Shopifyはベンダー側が用意したテンプレートを使うだけで手軽にデザインを構築できるため、自社にノウハウが不足している場合でも細部までこだわったECサイトを運営できます。

豊富な販売チャネルを利用可能

 自社でECサイト事業を展開する場合、集客力のあるさまざまな販売チャネルでストアを展開するケースも多々あるでしょう。Shopifyは、以下のような大手ECモールやSNSなどのさまざまな販売チャネルと連携させることができます。

  • Amazon
  • 楽天
  • Facebook(※)
  • Instagram(※)

※BASEでも連携可能  

 販売チャネルによっては一部設定が必要な場合もありますが、Shopifyに登録すれば、ほかのECプラットフォームの情報を同一管理画面上で管理・編集できます。また在庫や売上の管理などの一元化も可能です。

 BASEからShopifyに移行することで、ECサイトごとにかかるコストを大幅にカットできます。

手数料が安く低コストで利用できる

 Shopifyは、BASEに比べて手数料を安く抑えられるという強みもあります。

 たとえば、国内カードを使った場合のBASEの「スタンダードプラン」の決済手数料は3.6%+40円です。2022年4月からは決済手数料2.9%の「グロースプラン」が提供されています。

 一方のShopifyは、ベーシックプラン3.4%、スタンダードプラン3.3%、プレミアムプラン3.25%です。また、Shopifyペイメント利用の場合は入金・取引手数料も無料になっています。

 もちろん、利用するプラン次第で総合的な利用コストは変わってきますが、決済などに関わるコストを抑えておけば、売上が伸びた際の収益に大きな影響を与えるでしょう。

越境ECも視野に入る

 Shopifyは「越境EC」に適したECプラットフォームでもあります。越境ECとは、国境を越えて展開するECサイト事業のことで、収益をさらに拡大させるうえでは有用な選択肢となるでしょう。

 Shopifyには、BASEでは利用できない「多言語対応」「多通貨対応」「海外発送」などの仕様が備わっているため、より越境ECに適しているのです。

 Shopifyが越境ECに向いている理由については、下記記事でより詳しく解説していますので、併せてご確認ください。

参考記事:越境ECにはShopifyがおすすめ!理由や成功ポイントを紹介

BASEからShopifyへの移行手順

 BASEからShopifyへの移行方法には、「CSVファイルを使用して手動で移行する方法」と「BASEショップ情報移行アプリを使用する方法」の2種類があります。ここでは、アプリを使って簡単にShopifyに情報を移行する方法を解説します。

Step1.商品情報の読み込み

Step2.注文情報の読み込み

Step3.カテゴリ情報の読み込み

 以下より、それぞれの手順について具体的に説明します。

Step1. 商品情報の読み込み

 BASEからShopifyへの移行時、まずはBASEに登録された「商品情報」をCSVファイルに変換してShopifyに移します。

 登録済み商品をCSV化するため、BASEを開き【登録済み商品の情報を編集するためのCSVファイル】にチェックを入れ、【ダウンロードする】をクリックしましょう。

 Shopifyの管理画面に移行し「BASEショップ情報移行アプリ」をダウンロードしたうえで、【アプリ管理】→【BASEショップ情報移行ツール】→【ファイルを追加する】の手順で先ほどダウンロードしたファイルを追加します。

 最後に、【インポートする】のボタンが出てきますので、クリックすれば商品登録は完了です。

Step2. 注文情報の読み込み

 次は、BASEの注文情報を取り込む必要があります。

 注文情報の取り込みではBASEの管理画面から【Apps】を選択して「注文データダウンロード」で検索しましょう。

 すると「注文データダウンロード」のアプリが表示されますので、インストールします。

 アプリを開き【注文管理】のアイコンをクリックすると、注文情報の一覧が表示されるので、【全◯件の注文データをダウンロード】をクリックして、注文情報データをダウンロードします。

 あとは、商品情報と同様に、Shopifyの管理画面を開き、注文情報データを【ファイルを追加する】で追加し、【インポートする】をクリックすると注文情報の連携が完了します。

Step3. カテゴリ情報の読み込み

 最後に、Shopifyへの「商品のカテゴリ情報」の取り込みも行います。カテゴリ情報を移行するには、2種類のファイルをインポートしなければなりません。

 まずは「カテゴリ情報」のインポートです。

 BASEの管理画面より「カテゴリ管理」のアプリをダウンロードし、アプリを開いたら【一括カテゴリ登録】をクリックし、「カテゴリID確認表」の該当部分を選択してコピーします。

 次は、Googleスプレッドシート(もしくはエクセル)にコピーしたファイルを貼り付け、【ファイル】→【ダウンロード】→【カンマ区切りの値(.csv、現在のシート)】の順で選択し、CSV形式でダウンロードしましょう。

 Shopifyの管理画面から「BASEショップ情報移行アプリ」→「STEP3 カテゴリ情報を取り込む」の順に選択肢、【ファイルを追加する】にCSVファイルをドラッグすれば、カテゴリ情報のインポートは完了です。

 もう1つのファイルとして、「既存のカテゴリ商品対応ファイル 」を作成する必要もあります。

  BASEで「カテゴリ管理」→「一括カテゴリ登録」の順に選択し、【エクスポート】をクリックしましょう。

 そうするとファイルがダウンロードされますので、当該ファイルをShopify画面の「商品カテゴリ一覧ファイルをアップロードしてデータを作成する」の下にある【ファイルを追加する】に読み込ませれば、全てのファイルの移行が終了します。

BASEからShopifyへ移行する際の注意点

 なお、BASEからShopifyに移行する際には、以下のような点に留意しなければなりません。

  • アセットにおける特定プロトコルを削除する
  • URLリダイレクトの設定を行っておく
  • ユーザーに新しいパスワードを設定してもらう
  • コンテンツの移行にも対応する

 次項より、それぞれの詳細を解説します。

アセットにおける特定プロトコルを削除する

 BASEからShopifyに移行する際には「テーマファイル」「スタイルシート」「画像」などのURLから「http:」「https:」「ftp:」といったプロトコルを全て削除しなければなりません。移行時には「//」以降の情報だけ残して、あとは全部カットしましょう。

URLリダイレクトの設定を行っておく

 BASEの自社ECを利用している既存ユーザーは、当該サイトをブックマークしている可能性があります。Shopifyに移行すると、そのブックマークが機能しなくなるため、URLの「リダイレクト設定」による転送処理が必要です。

ユーザーに新しいパスワードを設定してもらう

 BASE版を利用しているユーザーのパスワードは暗号化されているため、Shopifyに移行しても引き継ぐことができません。そのため、移行のタイミングでユーザーにパスワードの再設定が必要である旨を通知しましょう。

コンテンツの移行にも対応する

 自社で作成した記事コンテンツなどもShopifyへ移行できますが、埋め込まれた画像もそのまま移行する場合は、相対パスを使用する必要があります。相対パスとはファイルの所在を表すパスの一つで、いわゆる「移行のための経路」のようなものです。

 より円滑に移行したい場合は、以下の対応方法が推奨されます。

  • 画像ファイルを外部サーバでホスティングする
  • Shopifyアプリを使用する

まとめ

 国内外でも多く活用されているShopifyにBASEから移行すれば、「よりカスタマイズ性の高いECサイトを作れる」「各種手数料を抑えられる」などのメリットがあります。

 越境ECも視野に入れた長期的な事業拡大を検討している場合は、Shopifyに移行する意義は大きいといえる でしょう。

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この記事の著者

EC研究所(イーシーケンキュウジョ)

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