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ECzine Day 2022 August

2022年8月30日(火)10:00~16:10

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季刊ECzine

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Shopify×サブスクで広がる物販ビジネスの可能性

事業の持続性を保つにはShopifyが必須 麹の魅力を伝えるORYZAEの「近道しないブランド育成」


 日本に古くから根づく「定期購入」のビジネス。D2CやECビジネスが発展するにともない、ただものを手に入れるだけでなくサービスまで含めた「サブスクリプション(サブスク)」を提供する動きが加速しています。フロアスタンダードの高松さんが、Shopifyでサブスクビジネスに挑戦する企業・ブランドからブランド・商品作りやShopify×サブスク運用に対する想いを聞き出す当連載。第2回は、フードコスメブランド「ORYZAE(オリゼ)」について、2記事に分けてお届けします。こちらは前編です。

学生時代の研究が起業の起点に 意識するのは「引き算」の商品開発

高松(フロアスタンダード) まずは、ORYZAEというブランドについて教えてください。

小泉(アグクル) ORYZAEは、「腸内から健康と美しさを支える」をコンセプトに開発された、「ビューティーフード」と定義した商品を販売するブランドです。現在は、砂糖を一切使わず、麹とオートミールを合わせて焼き上げたグラノーラと、「これをかければどんな食べ物でも簡単に発酵食品として摂取できる」という状況を目指して作った糀ソース、今まで麹が苦手で飲めなかった方でも甘酒のようにおいしく飲むことができる麹ドリンクを開発して商品展開しています。

(写真左)株式会社アグクル 代表取締役 小泉泰英さん
(写真右)株式会社フロアスタンダード 代表取締役 高松悠さん

高松 砂糖や甘味料を使っていないにもかかわらず、おいしく腸に良いものが摂取できるということですか? どのようなことを意識して商品開発されているのかお聞かせください。

小泉 栄養学にはさまざまな説がありますが、私は腸内環境が良い状態であれば栄養素も吸収でき、日々の不調も改善されるという考えを根本に持っています。その説を支える存在として、発酵食品である『麹』に着目しました。お米を発酵させた麹を原材料として食べやすいものに変え、それを通して健康になってもらう。ORYZAEは、そこを目指しています。

 なお、私たちは「足し算」ではなく「引き算」の商品開発を意識しています。世の中で販売されている健康食品は「●●の効果があるため、この栄養成分も加えました」と何かをプラスした商品が多い印象がありますが、ORYZAEの商品開発は「とにかくシンプルな原材料で、素材そのものが持つ栄養価と発酵をかけ合わせて最大の健康を手にしよう」という考えです。実際にパッケージを見ていただくとわかりますが、「原材料」と「麹」しか使わず、とにかくシンプルにすることを意識しています。

高松 麹に着目したきっかけは何だったのでしょうか?

小泉 私は農学部出身で、大学時代に発酵の研究をしていました。麹の魅力に気づく前はお米について勉強していたのですが、当時日本の農家の約60%がお米を育てているにもかかわらず、売っても儲からないことから国に毎年「生産量を減らしてほしい」と言われている事実を知ったのです。

 自分の中では「農業=お米」というイメージを強く持っていたので、それまでは「日本の田園風景や稲作文化が残れば、人々の心も豊かでいられるのではないか」と思っていました。しかし現実はそうでない上、お米を大量消費するにも限界がある。そこで「何か新たな形でお米を消費できるようにすれば、もっと日本の農業に貢献できるのでは?」と考え始めたところで麹に出会いました。そして、ものすごく未来を感じたのです。

 麹であれば、現在ORYZAEが作っているようなソースやドリンクに加え、グラノーラの甘みの素といったように皆様が想像していないものにも変えることができます。腸内環境を整える効果がある点も着目した理由のひとつではありますが、お米を麹にすることで消費者の健康を守ると同時に「日本の農業をもっと盛り上げていきたい」という想いを解決できる。これに気づいたことが今の事業の原点です。

高松 「起業家として成功したい」という想いももちろんあるとは思いますが、それ以上に「自分が日本の農業を変えたい。そのために事業をやりたい」という想いが先行していたということですね。

小泉 そうですね。大学2年から3年生の頃に「麹だ!」と思って私は活動を始めたのですが、これで大学卒業と同時に会社に就職すると、期待してくださった農家の方々や応援して商品を購入してくださった皆様を裏切る結果になってしまうのではないかと感じていました。この活動を続けるためにはビジネスにする必要がある。そう思ったのが、アグクルという会社を設立した経緯です。

高松 私の主観ではありますが、D2Cブランドを設立する方は「起業家として成功したい方」と「イノベーションを起こして課題をクリアしたいと考える方」に二極化すると思っています。小泉さんは後者ということですね。

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この記事の著者

株式会社フロアスタンダード 代表取締役 高松悠(タカマツユウ)

 ふとしたきっかけで購入したアフィリエイトの情報商材を基に、四畳一間の部屋から個人でアフィリエイトを開始。その後、健康食品・美容ジャンルの商品ジャンルで実績を継続的に出し続け、2016年11月に株式会社フロアスタンダードを設立。長年ダイレクトレスポンスマーケティングで実績を残し続けてきた独自戦略でブランド作...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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