2025年8月15日、デジタルガレージはAIを活用したパーソナルカラー診断サービス「irofit」の開発不要なWebサービスの提供を開始したと発表した。これまでAPI形式で提供してきたが、今回のWebサービス化により、システム開発の負担なく、短期間でサービスを自社ECサイトなどへ導入できるようになった。
「irofit」は、顔写真を1枚アップロードするだけでAIが数秒でパーソナルカラーを判定し、ユーザーに最適な色のタイプを提示する。パーソナルカラーアナリストの専門的な判断基準をAIで再現することで、主観に頼らない、客観的かつ信頼性の高い診断を実現している。診断結果では最も似合う「1stタイプ」とそれに次ぐ「2ndタイプ」の色グループも提示されるため、ユーザーの商品選択肢が広がる。

また、デジタルガレージは同じ技術を活用した顔タイプ診断サービス「balancefit」も展開している。導入実績として、化粧品・アパレルブランドのECサイトや店舗などで新規顧客獲得や来訪促進に効果が見られている。診断結果にあわせた商品の提案やコミュニケーションの強化も、購買促進に貢献している。
同社は今後「irofit」の機能アップデートを進めていくとともに、グループ会社でデジタルビジネス総合支援を手掛けるDGビジネステクノロジーが提供するEC向けレコメンドサービス「NaviPlusレコメンド」と「irofit」の連携も予定。ユーザーのパーソナルカラーに基づいた「似合う」商品の提案を可能にし、ECサイトのCVRや顧客体験の向上を支援する。