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おさえておきたい、日本のモール事情

第1回
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数あるモールの中から自分に最適なものを選ぶ方法を伝授します。

モールに出店すれば集客は心配ない、はずが……

 ネット通販を始めるにあたりどのショッピングモール(以下、モール)に出店するか、また、すでに次に出店するモールはどれにするか、頭を悩ませる人は多いと思います。

 モールに出店する最大のメリットは、モールの「集客」を活用できること。本店サイトでは、パンダやペンギンと言われるGoogleのアップデートを気にしながらSEO対策を行い、リマーケティング広告など進化し続けるネット広告手法を検討し……など、やることが盛りだくさんです。これがモールに出店した場合、基本的には、一切考える必要がなくなります。

 というのが、本来のモールのあるべき姿なのですが……。すでに10年以上もモールに出店しているショップからも、「集客」に頭を悩ませ、相談をお寄せいただく場合が多々あります。

 こうした問題は、それぞれのモールの特徴を理解せずに出店していることから起こります。逆に言えば、特徴を理解すれば改善できるのです。

 この連載では、皆さんが誤ったモール選びでオカネや時間を無駄にしないよう、わかりやすくそれぞれのモールの違いをお伝えしたいと思います。

おさえておきたい日本のモール事情

 現在、日本に存在する主要なモールと開始時期は、以下の通りです。ヤフオク!などのオークションやZOZOTOWNやSHOPLIST.comのようなファッションなど特化したモールやauショッピングモール、mixiモール、カラメルなど既存のモールやショッピンカートと連携したサービスは、今回のモール選びの対象外とさせていただきました。

開始時期 モール
1997年5月 楽天市場
1999年9月 Yahoo!ショッピング
1999年11月 DeNAショッピング ※1
2000年11月 Amazon.co.jp
2008年1月 Qoo10 ※2
2010年11月 YAMADAモール
2011年11月 ウィメンズモール(ウィモ)
2013年3月 ポンパレモール
※1 オークションサイト「ビッダーズ」として開始し、2013年1月に名称変更
※2 Gmarketから2012年6月に名称変更

 また、「日経ネット経済新聞」の2013年8月29日によると、開始時期の早い3モールの2013年4月~6月の流通総額、6月末時点のショップ数は、以下の通りです。

モール 流通総額(2013年4月~6月) 6月末時点のショップ数
楽天市場 4,130億円 41,628ショップ
Yahoo!ショッピング 735億円 約20,000ショップ
DeNAショッピング 105億円 4,726ショップ

 Amazon.co.jpに関しては非公開ではありますが、Amazon.comの発表によると2012年の日本の売上が78億ドルとのことですので、4月~6月の四半期では2,000億円程度と予想されます。そのうち、Amazon.co.jpのマーケットプレイスの売上は4割程度でしょう。そのため、市場規模としては、楽天市場が圧倒的に大きいことがおわかりいだだけるかと思います。

 また、10月7日にヤフー孫正義氏より発表された「eコマース革命」により、Yahoo!ショッピングとヤフオク!の出店料が無料になり、個人でも出店が可能となりました。発表から21日までの2週間で、Yahoo!ショッピングへの出店申し込みが約5万5,000件あったとの発表もあり、既存の店舗数と申込みの累計で7万5,000件と楽天市場の4万ショップを超えたようです。

 今までネット通販の未経験の方がモールに出店するには、既存のショップがライバルではありましたが、これからはパソコンやスマートフォンなど長けた個人がライバルになる可能性が多いことも理解しておく必要があります。

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