主要3モールに出店したら、次はこのモール!?
このコラムで「楽天市場」、「Amazon.co.jp」、「Yahoo!ショッピング」という主要モールを紹介していきましたが、モールに出店すると、その情報を元に他のモールからも出店のお誘いがあると思います。
「DeNAショッピング」や「YAMADAモール」、「ポンパレモール」、「Qoo10」などが次に検討するモールではないでしょうか。
筆者のクライアントの9割は、主要3モールに出店していますが、それ以外のモールへの出店は、まだまだ少ない状況です。その理由はなぜか? 各モールの特徴とあわせて、説明していきます。
DeNAショッピング:スマホ、キャリア決済が強み
1999年から「ビッダーズ」としてサービスを開始している「DeNAショッピング」。昔は、オークションといえば、「ヤフオク!」か「ビッダーズ」という時代があったので、古くからネットショップを運営しているなら、「楽天市場」や「Yahoo!ショッピング」とあわせて出店している人が多いです。
株式会社DeNAの決算発表によると、2013年第3四半期の「DeNAショッピング取扱高」が128億円、店舗数が4,623店舗とあります。1ヶ月あたりの平均売上は92万円程度、「楽天市場」の3分の1以下の規模と計算できます。
また、2006年2月からはKDDIと提携、「au Shopping Mall」としてもサービスを提供しているため、注文のスマートフォン比率が74%と高いのが特徴です。また、携帯電話料金と一緒に支払う「auかんたん決済」での注文比率も高く、ショップによっては9割近くになる場合もあるようです。
そうなると「DeNAショッピング」を利用する顧客層は、携帯電話での注文に抵抗がない若年層であり、客単価が低い傾向があると言えます。